国家安全保障会議とは安全保障政策を議論する政府の会議のこと。外交や防衛などの従来は別の省庁で担当してきた政策の連携を取るために置かれるようになってきている。
日本をはじめ、米国、台湾、韓国、英国、フランスなどに存在する。
日本における国家安全保障会議
日本版NSCを参照
アメリカ合衆国国家安全保障会議
原語ではUnited States National Security Councilという。日本をはじめ他国の同様な組織のモデルとなったアメリカ合衆国の組織。日本でいう外務省にあたる国務省や国防総省等の巨大な安全保障関係の組織の調停と統合された速やかな意思決定の為に設置された。
このため、会議事務局と大統領との連絡調整役である国家安全保障問題担当大統領補佐官(Assistant to the President for National Security Affairs)は国務長官や国防長官に匹敵する重要閣僚となっている。ちなみにこの大統領補佐官は正式名称が長いので国家安全保障担当補佐官(National Security Advisor)と略して呼ぶ。
意思決定を行うメンバーは、大統領・副大統領・国務長官・国防長官・財務長官などで政権の意向と案件によりメンバーは変化する。また16の情報機関を統括する国家情報長官や軍のトップである統合参謀本部議長がなどアドバイザーとして助言する。