概要
単行本22巻に収録。テレビアニメでは第153話・第154話として、1999年7月19日・26日に放送された。
毛利蘭の親友の鈴木園子がメインの話であり、腕時計型麻酔銃や推理ショーも登場しない話。また、通常回では珍しいアクションスタントシーンもある。
そして、作品中最強にして園子の彼氏となるある男の出現とコナンの問題発言も有名。
あらすじ
男漁りを目的に、コナンと蘭をつれて伊豆にやって来た園子。
声をかけてくる男性の目当てが蘭ばかりで園子は不機嫌だったが、浜辺で遊んでいる最中に道脇正彦と名乗る大学生に声をかけられた。 「園子に一目惚れした」という道脇の言葉に園子はすっかり舞い上がる。コナンは驚きを隠しきれていない様子。(「園子に限ってそんなはずはない。裏に隠されているはず…」などと失礼な事を考えていた。さらに後編での前回のあらすじにて「真夏の珍事」と称した。)それと同時に茶髪の女性ばかりが殺害されるという事件が起きている事を知り、同じ茶髪の園子は恐怖を覚えた。
そんな中、園子は旅館の部屋に忘れ物を取りに行った所、暗がりの中で男が園子の荷物を漁っている場面に出くわしてしまう。
園子は揉み合う際に毛深い二の腕に噛みつくことで男は逃げ出したが、園子が襲われ荷物を漁られていたのかは謎であった。 園子殺人未遂に加え、茶髪女性連続殺人。複数の事件が関連し怪しい男の影もちらつく中、ついに犯人が正体を現す……。
事件関係者
名前 | CV | 人物紹介 |
---|---|---|
道脇正彦(みちわき ただひこ) | 平田広明 | 浜辺で園子に声をかけた青年。米花大学の学生。彼女にひどいフラれ方をしたらしく、失恋旅行と題して伊豆にやって来た。見た目からして軟派臭く、口説き文句もチャラい。 |
京極真(きょうごく まこと) | 檜山修之 | 園子たちが宿泊する瓦屋旅館の主人の息子。海の家の手伝いもしている。無愛想で態度が悪い上に、園子たちの行く先々に現れる怪しい男。だが時折分かりづらい優しさを見せている。蘭は京極をどこかで見たことがあるらしいが、思い出せないでいる。 |
寺林省二(てらばやし しょうじ) | 宝亀克寿 | 人相の悪い恰幅のいい男。海の家などで園子たちを監視したり、尾行するなど怪しさ全開で、体毛が濃い中年。蘭たちは、この男が事件の犯人なのではと疑いをかける。 |
関連動画
主要エピソードとして公式YouTubeチャンネルで常設無料公開。
余談
この話で園子には念願の彼氏ができたが、それ以降も園子はイケメンを見ると興奮してしまう。
しかし、恋愛面では実際のところ彼氏一筋であることが、後のエピソードにて明言されている。