概要
2018年10月31日(水)15時00分年に開催されたシナリオイベント。
ストーリー
浮かび上がるマッチの炎
開幕:大きな港街のある想区を訪れた一行。そこは多種多様な国々の人が行き交い、賑わいを見せていたが、シェインはそこに違和感を覚える。そこに現れるヴィランの大群と、マッチを擦る度に、人々をヴィランに変える、カオステラーの少女――カオス・マッチ売りの少女。一行はカオス・マッチ売りの少女を止めるべく、戦いを挑む。
終幕:一行は勝利したが、カオス・マッチ売りの少女は、“青いマッチ”を使用し、次々と、他のカオステラーを呼び出し始めた。劣勢に立たされた一行は、泉の祠に退避し、女神キュベリエに事態を説明する。この想区は“はざかいの想区”であり、本来なら、“シンボル”を持つカオステラーは生まれないはずだった。事態の異常さを感じつつ、一行は、想区の平穏と均衡を取り戻すべく、カオス・マッチ売りの少女との戦いを決断する。
疾風の少女Ⅰ
開幕:カオス・マッチ売りの少女の本拠地を探すべく動き出す一行だったが、港街ではヴィランが徘徊し、人々を襲っていた。そこに現れる、一人の少女。子どもたちを助けようと奮戦する彼女に、一行は助太刀し、ともに戦うことになる。少女の名は、イデア・リーといった。
終幕:ヴィランたちを倒した一行。イデアは、カオス・マッチ売りの少女にさらわれた仲間のアニエスを探しているのだという。
一行の目的を知った彼女は、旅の同道を願い出る。快く受け入れ、一行は、さらに先に進む。
謎の少女Ⅲ
終幕:一方その頃、街のどこかにあるとある工房にて、シャルル・ペローが、謎の男に製作を依頼したある物を、紛失してしまったという話を聞かされ絶叫していた。大急ぎで捜索に向かう彼に、謎の男は、一人の少女を手伝いとして付けることを提案する。その少女の名は、リズと言った。
予期せぬ出会いⅠ
開幕:カオス・マッチ売りの少女の捜索を行う一行。その途中、エレナが迷子になってしまう。エレナはそこで、謎の少女リズと出会う。一時彼女と言葉を交わした後、レヴォルが迎えに来る。エレナを探す途中、ティムたちはカオス・マッチ売りの少女の情報を得る。ヴィランたちが人々を連れ込んでいるという建物の中に、アニエスもいることがわかる。一行は、カオス・マッチ売りの少女に占拠された、街の孤児院に向かう。
予期せぬ出会いⅢ
終幕:エレナを見送った後、リズもまた、はぐれた仲間を待ち続ける。そこに現れる街の荒くれ者たち。彼らに絡まれ難儀していたところに、ようやく現れたシャルル・ペローのトレビアンが炸裂する。不機嫌を抑えつつ、自分から離れないようにと釘を刺すシャルル・ペローに、リズは力強く応じるのであった。
風の巫女Ⅰ
終幕:占拠された孤児院で、カオス・マッチ売りの少女は囚えた人々をおもちゃにし、享楽にふけっていた。その姿を悲しみ、説得を試みるアニエス。だがカオス・マッチ売りの少女はあざ笑うのみで、むしろアニエスを、絶望に陥れようとしていた。そこに、一行とイデアがやってきたことが伝えられる。カオス・マッチ売りの少女は“青いマッチ”をこすり、強力な力を持つ、二人を呼び出す。
風の巫女Ⅱ
開幕:カオス・マッチ売りの少女を倒すべく、孤児院の内部を進む一行の前に、“青いマッチ”によって呼び出された、二人の敵が立ちはだかる。一人は騎士の中の騎士、カオス・アーサー。もう一人は、東洋のサムライ、風切草之庵。剣の達人二人が、一行に襲いかかる。
終幕:一行は、カオス・アーサーと、風切草之庵に勝利する。騎士とサムライを相手に、まるで、慣れた者と対するように勝利したイデアに、一行は驚く。カオス・マッチ売りの少女の“青いマッチ”の力に警戒しつつ、一行はさらに先を目指す。
風の巫女Ⅲ
開幕:一行は孤児院の奥にたどり着く。そこには囚われのアニエスがおり、救い出そうとイデアは駆け寄る。だが、それは罠であり、カオス・マッチ売りの少女の奇襲によって、イデアは傷を負ってしまう。彼女の卑怯な行いに、憤るレヴォル。一行は、カオス・マッチ売りの少女と再び戦う。
終幕:カオス・マッチ売りの少女に勝利した一行。しかし、アニエスを人質に取られ、手出しができず、逃げられてしまう。月の泉の祠にやってきた一行は、そこでキュベリエよりこの想区に、「謎の振動」が観測されたことを伝えられる。
呼び出される恐怖Ⅰ
終幕:一行のもとから逃げ去ったカオス・マッチ売りの少女は、アニエスを連れ、街の何処かにある城に逃げ込む。囚われのアニエスは、カオス・マッチ売りの少女にこれ以上の凶行をやめるよう語りかけるが、彼女は応じようとしない。それどころか、一行を倒すにふさわしい、ある者を、“青いマッチ”を使って呼び出した…
呼び出される恐怖Ⅲ
開幕:カオス・マッチ売りの少女を探して、運河にかかる橋を渡る一行。だがそこに、カオス・マッチ売りの少女が呼び出した、偽りのモリガンが現れる。その姿にうろたえ、川に落ちてしまうエレナ。彼女を追って、川に飛び込むレヴォル。残された一行は、偽りのモリガンと戦う。
終幕:運河に落ちたエレナとレヴォルは、川に流され、地下水路に流れつく。地上を目指そうとする二人の前に、市街地で出会った、謎の少女リズが現れる。
意外な再会Ⅰ
開幕:またしても迷子になったリズは、どこをどう迷ったのか、地下水路に迷い込んでいた。出口を見失った彼女は、エレナとレヴォルとともに、地上に戻るため動き出す。
呼ばれし者たちⅠ
開幕:エレナとレヴォルを探す一行。その途中で、同じくリズを探していたシャルル・ペローと遭遇する。イデアに違和感を覚えたシャルル・ペロー。とある質問をし、ある事実の確信を得たシャルル・ペローは、シェインとパーン、キュベリエを連れ、一旦別行動を取ることを提案する。
呼ばれし者たちⅢ
終幕:シャルル・ペローは、シェインらに、事の真相を話す。イデアもアニエスも、異なる世界の存在であり、イデアたちがこの想区に現れたのは彼が作らせた、“在りし日の灯火”が、カオステラーであるカオス・マッチ売りの少女の手に渡ったのが原因だった。一方、地下水路に落ちたレヴォル%たちは、ようやく地上への出口を見つける。
すれ違いⅢ
開幕:地下水路を進むレヴォルたち。その途中で、リズが記憶喪失であることを聞く。ようやく地上に上がれるか、と思ったところで、立ちはだかる二人のカオステラー。だが、そこに間一髪のところで、シャルル・ペローと、シェインたちが助けに現れる。
終幕:葛葉童子に勝利した一行。カオス・マッチ売りの少女の“青いマッチ”は、相手の記憶にある存在を形にする力だとわかる。あらためて厄介な相手だと認識する一行。シャルル・ペローはなにか思うところがあったのか、リズを連れてその場から離れる。一行はその後、ティムやアリシアらと合流。カオス・マッチ売りの少女の本拠地があきらかになる。
増援
開幕:カオス・マッチ売りの少女が根城にしているという、領主の城にやってきた一行。そこで現れたのは、レヴォルらが見たことのない、カオステラーたちであった。カオス・マッチ売りの少女のマッチは、『調律の巫女』一行として、多くの戦いをくぐり抜けてきた、シェインの記憶からカオステラーを呼び出したのだ。未知なる敵を相手に、一行は戦いを挑む。
終幕:カオステラー三体に勝利した一行だったが、さらに次々と現れる、カオステラーの大軍。偽りの存在と言えど、圧倒的戦力差に心が折れかけるが、イデアの叱咤のもと、奮起する。そこに再び現れたシャルル・ペローは、一行を先に行かせる。襲いかかるカオステラーの大軍、だが間一髪で増援として現れたのは、リズが呼びに走った、創造主レオナルド・ダ・ヴィンチだった。
灯火の真実
終幕:城の奥に囚われているアニエスに、カオス・マッチ売りの少女は、絶望を語る。しかし、アニエスの心は折れない。それどころか、カオス・マッチ売りの少女に真っ向から反論し、彼女の思惑を拒絶する。アニエスは、怒るカオス・マッチ売りの少女に殺されそうになるが、駆けつけた一行とイデアに救われる。
勇気ある拒絶
開幕:カオス・マッチ売りの少女は自分の真実を話す。それは、彼女はマッチ売りの少女が最後に生み出した幻影の存在であり、『再編』を施し、想区をもとに戻すことは、彼女を殺すことに等しいということだった。その真実を前に、動けなくなる一行だったが、アニエスの言葉に動かされ、戦う決断をする。
終幕:一行は、カオス・マッチ売りの少女に勝利する。力を失い、消えゆく彼女を、アニエスは涙を流し抱きしめる。それこそが、彼女が本当に望んだものであった。
カオス・マッチ売りの少女が消え去った後、残った“シンボル”に、エレナらは『浄化』を施し、想区を『再編』する。アニエスとイデア、そしてリズは元の世界に帰還し、かくして想区に、平穏が戻る。
妖精の羽ばたき
終幕:エレナの『再編』が施され、想区はあるべき形となる。その“はざかいの想区”の片隅で、シャルル・ペローとダ・ヴィンチは、今回の計画が失敗に終わったことを結論付ける。新たな手段を模索するべく、シャルル・ペローはまた、動き出す。