場所は伏す
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ばしょはふす
行っちゃいけないよ。
「場所は伏す」は中山昌亮氏による日本のホラー漫画作品『不安の種』の作中にて用いられた言葉である。
作中のエピソードにて、日本のとある場所で
恐ろしい顔の妖怪のようなもの「おちょなんさん」についての話が描かれている。
これが何処で起きた出来事なのかを「伏す」、つまり隠しておく、という意味で
「場所は伏す」という言葉が用いられた。
もちろん上記の出来事は漫画のエピソード・架空の話であり
実際には何処で起きた、という事は無いのだが、『不安の種』には
- 一部の例外を除いて、各エピソードでは舞台となった場所や時期が明記される
- 作中で起きた出来事は基本的に未解決、あるいは怪奇が発生している途中で話を締める
という特徴がある。
この特徴に基づき、あえて「場所は伏す」とする事で読者の想像力を刺激し
「いつもは場所や時期が明記されるのに、それを伏せなければならないほど恐ろしい事なのか・・・」
「ひょっとしたら自分が今住んでいる町で起きた出来事なのかも・・・」
「今も起きている途中なのかも・・・」
―といった事を考えさせて、不安や恐怖を思い起こさせる効果を狙ったのである。(と思われる)
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