概要
漫画『不安の種』のエピソード「暗黙の了解」にのみ登場する、謎の存在。
とある産婦人科の分娩室と新生児室の間にのみ現れる、全裸に紙袋を被った子供。口だけが剥き出しになっている。
新生児を抱いた看護婦の足元で「ね…………抱かせて。ねっ。抱かせて。赤ちゃん抱かせて。」と言いながら歩き回る仕草だけは「赤ちゃんが好きな子供」なのだが…
歯をガチガチかみ合わせながら「ぜったいかじらないから」「かじらないからぜったい」と言い続ける姿はホラーである。
そのエピソードの看護婦は「分娩室から新生児室へ移動する間は、誰とも会話しないし何も見ても見えないフリをする」と固く誓っており、その話は誰にもしていない。が、新生児室に待機していた同僚が不安げな顔をしている処から察すると、どうやらこの産院に憑りついた「何か」なのだろう。
なお、抱かせた場合にどうなるのかは不明だがおそらくかじられる。
ちなみに作中での姿はこちら。閲覧注意。
たった一話の登場ながらそのインパクトは絶大であり、ネット上では「抱かせてあげろよ」との声も。