概要
堺で昭和期に活躍した郷土史家・小谷方明氏によって『五倍子雑筆』六号に紹介された音の怪。
大阪府泉北郡上神谷では、夜に機を織る音が聞こえるのは、塞の神(サルタヒコとも同一視される道祖神)が夜なべして手伝ってくれているからだといわれ、この現象を「塞の神の夜業手伝い:サイノカミノヨナベテツダイ」と呼んだ。
その他、塞の神は藁を打つ(藁を加工しやすくするため叩いて柔らかくする)ともいわれる。
この妖怪はツイッターの伝承妖怪お題絵において、平成27年10月のお題として出され、妖怪絵師によって新たな姿が与えられた。