概要
夏の終わり / 夏の終り(なつ の おわり)とは、夏が終わること。また、その季節をいう。
真夏の暑さが和らいで、それに伴うさまざまな変化を感じ取れ、替わって秋の訪れを日に日に感じられる季節である。過度なほどに何もかもが盛んであった季節があっという間に過ぎ去り、愁いを帯びたグラデーション豊かな季節が深まっていくこの時期を、日本人は古くから独特の風物詩と感じており、文化活動にも反映させてきた。いわば、「夏の風物詩」と「秋の風物詩」の間にそれはある。
夏の終わりには、夏の思い出が降り積もり、年を経れば追憶にふけることにもなる。
メイン画像
メイン画像で例示したイラストは、空の色と雲の形が真夏のそれでなくなっており(空は濃い青色でなくなり、雲は入道雲でなくなりつつある)、鶏とひよこのデフォルメ・キャラクターが、過ぎ去る夏と蝉に手を振りながら「またね」と別れを告げている場面を描いている。耐えがたいこともあった夏の暑さや、雄大な入道雲も、うるさいほどに生を謳歌していた蝉やその他の魅力的な昆虫たちも、四季が一巡りするまでしばしの別れである。
森山直太朗の楽曲
2003年8月20日発売。