概要
主に夏に流行する、風邪のような症状を伴うウイルス感染症の総称である。
幼稚園や小学校などで流行し、子供がかかることが多いが、稀に大人がかかる(夏風邪にかかった子供から移される)こともある。
一般的には手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱(咽頭結膜熱)の3つを指すことが多い。
ほとんどの場合、自然に治ることが多いが、ごく稀に脳炎、髄膜炎、心筋炎などの重い合併症を起こして死亡することもあるため、油断は禁物である。また、大人がかかった場合、子供に比べて重症化しやすい傾向にある(麻疹や流行性耳下腺炎などもそうだったっけ)。
ちなみに夏風邪に対するワクチンは存在しない。
「馬鹿は風邪ひかない」と言われるのに対し、「夏風邪は馬鹿がひく」とも言われる。これは夏に体に何も掛けずに腹を出して寝てしまったり、冷たい物を飲み過ぎたりの不摂生をした結果、夏風邪をひいてしまったためだとされる。