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なお、この記事は記事主の経験に基づきますがご自身の病気に対する責任は負いかねます

ご自身の病気に関しましては専門医の診察をお勧めします


概要編集

麻疹ウイルス(Paramyxovirus科Morbillivirus属)によって引き起こされる感染症。

感染経路は飛沫感染、空気感染など。


超強力な感染力で知られており、「すれ違っただけでもうつる」「患者が滞在した部屋に後から入っただけでうつる」ことすらある。


おもな症状編集

一般的には、発熱発疹が主で多数の口内炎も伴うこともしばしば。

また、まれに気管支系の症状を伴い免疫機構の無力化も起こる。


日本の感染症の分類では第5類感染症と認定されており、学校(小・中・高校・大学)では完治して、約3日の欠席が認められる(所謂出席停止)


職場でも、診断書を出せば欠勤を認められる。かつては、幼児と小学生のみ予防接種が行われていたのだが2007と2008年の大流行で、中学生と高校生の予防接種も行うようになった(ただし、2012年3月までだが)


なお、一度完治すると一生かかることは無いとされていたが、実際のところは後述の後遺症が出たり抗体が切れたりといった事情により再度罹患することもある。


似たようなものに、風疹があるがそちらは、まだ軽いほうである。


合併症編集

麻疹は稀に以下のような怖い合併症を引き起こすことがある。


後遺症編集

SSPE(亜急性硬化性全脳炎)という、5〜10年の潜伏期間を経由して起こる麻疹ウイルスによる脳炎がある。発症してしまうと治療法はなく、それまでできていた運動や勉強もできなくなりやがて寝たきりになり家族の顔もわからなくなってしまう。


1歳以下での感染や、免疫抑制剤使用中に感染するとかかる可能性が高くなる。


特に乳児期に感染した場合は小学生ごろに発症することが多く、患者本人だけでなく家族の精神的ダメージも大きい。


大流行の原因編集

記事主もその年に感染したのだが、いわば予防接種をしていない人が多くいたためである

子どもに比べると大人は症状は重く、かなり苦しくなる

また、初期症状では、時期にもよるがインフルエンザと間違われるケースもあり

見逃されることもあるとか・・・

更に編集

アレルギー疾患を持っている人に限ってしまうが、薬物アレルギー(薬疹とも呼ぶ)と

間違われることもあり、更に感染者を増やすという最悪なパターンも・・・

それ以前に、ただの湿疹を間違われるケースもあり周辺がパニックを起こしてしまうこともあるにはある・・・(たぶん、知識不足が原因であると思うが・・・定かではない)


予防法編集

インフルエンザなどと違い、手洗いやマスクでは防ぎきれない。

ワクチンがほぼ唯一の予防法であるが、インフルエンザやCOVID-19に比べれば長期間抗体が保つ利点がある(稀に体質で抗体が早く消える人もいる)。

現在は風疹との混合ワクチン(MR)により1歳の時に接種する。


この年齢より前に感染するとSSPEに罹患する可能性があるため、麻疹にかかっている家族がいる人は絶対に一歳以下の乳児に近づかないこと。


平成12年より前に生まれた者や、それ以降の出生者で海外で生まれ育った場合接種が十分できていない可能性もある。

医療系の学校では実習前に麻疹の抗体検査を行い、不十分な者には追加接種を行う。

それ以外の職業や学科の学生の場合、一般の内科などの病院で希望者は実費で打ち直すことになる。


なお、自治体によっては妊娠時に風疹にかかることを防ぐため若い世代の夫婦にはMRワクチンの補助が出る場合もある。


治療法編集

自然完治対症療法のみである

なお、熱が下がった状態でまだ診断がされていない場合は即座に皮膚科へ診察を(2〜3回の血液検査が行われ、場合によっては出席停止が認められるケースもある)


「子供のかかる通過儀礼的な病気」と思われがちだが、昔は大人でも死亡者も多い病気で、江戸幕府の5代将軍徳川綱吉の死因としても有名である。なのでナメないでちゃんと診断を受け、しっかり療養する事が大事。


現在編集

麻疹は21世紀の現代でも油断すると感染拡大する恐れのある感染症であるため、日ごろから厚労省や医療関係からの情報にも注意する必要がある。

2023年5月現在、外国から帰国して発症しながら旅行した者により感染が散発的に起こっており、東京都内でも感染例が報告されている。


ワクチンや衛生状況が不十分な国では感染拡大が続いており、イタリアでも反ワクチン寄りの政権時に拡大したことがある。最近では中南米でも蔓延しつつある。


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病気 感染症


インフルエンザ・・・こちらも、感染症法で欠席・欠勤が認められる

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