概要
医薬品やワクチンなどの副作用・アレルギー反応によって皮膚に発疹ができる病気のこと。
原因となった薬の使用を中止すれば治るくらいの軽いものから、後述するスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)のようにすぐに治療しなければならないほど重篤なものまで程度は様々。
病院で頂く薬だけでなく、薬局やドラッグストアで買った風邪薬や頭痛薬などが原因となることもある。
スティーブンス・ジョンソン症候群
重症の薬疹の一種。別名、皮膚粘膜眼症候群。
だいたい100万人あたり1~10人の割合で発症する。
薬の副作用としてだけでなく、ごく稀にマイコプラズマ肺炎やヘルペス、癌などの合併症として発症することもある。
症状
初期症状は38℃以上の高熱やのどの痛みなどで、風邪に似ている。
進行すると全身の皮膚や粘膜が爛れるようになる(GoogleやWikipediaなどで画像検索するとかなりグロいので、閲覧注意)
目も例外ではなく、重い結膜炎から失明に至ることもある、とても怖い病気である。
また、内臓もやられるため、以下の症状があらわれることもある。
最悪の場合は死亡することもある。致死率は5~10%程度。
鑑別が必要な病気としては麻疹や風疹などのウイルス感染症がある。
治療方法
原因となった薬の使用を直ちに中止し、代わりに大量のステロイドを投与する。
薬を服用した後に高熱などの症状があらわれた場合はすぐに病院に行くこと!
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佐伯・ゼッターランド・博子…『バグアカデミア』(旧・漆黒のジェイル)のキャラクター。SJSに罹って重篤な状態になったが、無事に治癒した。