天王寺恵
てんのうじめぐみ
声:森川智之(ドラマCD)
名前は天王寺駅(大阪市天王寺区、JR線・地下鉄御堂筋線・谷町線)から取られている。
イメージフラワーは芙蓉。
3年で第一寮の寮長。空手部の主将でもある。
根っからの体育会系で、見た目同様、中身も限りなく熱く真っ直ぐな男。しかし意外と神経質な一面もある。後輩からの信頼は厚いが、そのために事件を起こす原因になってしまう。
難波にライバル心を燃やしていて、学園のイベントがあると第二寮に宣戦布告をしに来る。九条からは「メグちゃん」と呼ばれているが、本人は嫌がっている。
ブロッサム学園の生徒の尼崎カンナは許嫁であり、他の女性とは付き合ったことがないらしく、彼女に対しては不器用な所がある。
通称「体育会系イケメン」
第一寮の寮長で、原作同様熱い男だが、原作に比べると間抜けな面が目立つ。難波や姫島とはいつもいがみ合っており、高圧的な態度をとることもある。他の一寮生と同様、柔道着を着用し、木刀を持ち歩いている。
「ベイベー」という謎の掛け声とポーズを披露しているが、話数事に浸透していき陸上競技のパフォーマンスのダンスの振りに採り入れられたり、佐野が跳んだ時に同様のポーズをしたりしている。最終話では瑞稀も天王寺と共にこの掛け声とポーズを披露した。
寮生に対しては厳しく、そのせいで第1話では大国町が芦屋に怪我をさせる要因を作ってしまった。この性格もあってか難波や姫島に比べるとあまり後輩には慕われておらず、大国町、北花田を中心によく反乱されている。乱を起こされた際には力技で言うことを無理矢理聞かせることが多い。
聖ブロッサム学園の尼崎カンナは許嫁。難波や一寮によって何度か関係が崩れそうになったが、いつの間にかよりを戻している。また、許嫁がいるという立場を利用して彼女がいない難波を煽ることが多い。
流石一寮の寮長なだけあり、運動神経はトップクラスによく、マラソン大会では見事優勝に輝いた。但し、瑞稀は大国町によって足を怪我していた状態で、優勝候補だった中津は瑞稀のために途中でリタイアしたため純粋な勝利とはいえず、本人もそれを自覚している。
期末テストの打ち上げライブでは祭りを歌った。練習の時点ではかなり酷いレベルの音痴だったが、本番では上達しており、1人こっそりと練習をする可愛い一面を見せた。
最終回では女が着替えているところを難波、姫島と共に目撃してしまい、難波から誰にも言うなと忠告されたにもかかわらず、その事をカンナに伝えてしまう。このことが原因で、桜咲学園全体に女がいるという事実が行き渡る結果となり、当然ながら難波や姫島に睨まれる事態となってしまった。その後、管理事務室から出てきた瑞稀にその事情をきき、難波の「3月までに進路を決めてもらう」という提案に良いのか疑問に思うが、難波の「生徒を守るのが花桜会の役目」という言葉に対して理解を示した。
瑞稀が学園を去る際には「お前は誰よりも男だった」と彼女の男気を讃えた。
スペシャルでは瑞稀に触れたことでジュリアから「セクハラ」と言われ、ショックを受ける(本人は瑞稀を男と思っていたためそのつもりは一切なかった)。卒業式ではなんだかんだいって自身の卒業に一寮生が涙を流しており、本当は慕われていたのかもしれない…。
頑固で堅実な性格。やや時代がかった喋り方が特徴。難波曰く、意外とマメらしく本編では丁寧に柔道着を縫っている姿も見られた。本作でも木刀を携帯している。
聖ブロッサム女学院の尼崎カンナは許嫁で、彼女のことを「カンナ殿」と呼んでいる。彼女に対しては甘い顔をすることが多いが、ダンスパーティーでは頑固な性格が災いて1度その誘いを断ってしまい、彼女の機嫌を損ねてしまった。しかし、自分の気持ちに気づき、カンナと踊ることを決意した。
自分を強くするために空手部の入部を申し込む瑞稀を受け入れ、「怖いものは何もないと思えるようになりたい」と語る彼女に対して「真の強さとは弱さと向き合うこと」と教える。しかし、練習中に腰を怪我して大会に棄権することになってしまった。
第10話では難波、姫島と共に瑞稀が女性だという事実を知り、難波の「まだいて欲しい」という意見には納得できないと否定する。その後、自分の正体を話すと決断した瑞稀には「よく言った」と彼女を讃えた。
最終話では瑞稀に「お互いに強くなろうな」と言葉をかけた。