天禄

てんろく

辟邪と対を成すとされる、中国の伝承に伝わる神獣。ここでは、中国漫画の有兽焉のキャラクターを中心に解説する。

曖昧さ回避

1. 中国漫画及びアニメの有兽焉の主人公。→本項で解説。
2. 中国の伝承に伝わる神獣の一種。→本項で解説。
3. 元号の一種。
4. 天から授かる幸福。 天の恵み。という意味の言葉。

概要

中国の伝承に伝わる神獣の一種。

悪霊を払うとされる辟邪と対を成す神獣で、生えた短い翼と獅子の身体に長い尾、額には1本の角とを持つ容姿をしており、天鹿という別名で呼ばれる事もあるとされる。

また天禄の“禄”は“鹿”に通じる事から、鹿や馬の身体の姿として考えられている場合もある。

邪なものや災害を退ける力があるとされ、印章や墓石によく彫られていたといわれている。

ちなみにメイン画像は有兽焉の登場人物の方で、厳密には貔貅という神獣

キャラクターであるため、実際の天禄の姿はこれとは大きく異なる。

ジャンプ先の画像および上述の説明の通り本来の天禄には羽が生えており見た目は獅子に似ていて長い尾を持ち鋭利な角を持っている。角の数は諸説あり、中には角の無い天禄もいるらしい。

基本的には角が1つの者を天禄、角が2つの者を辟邪と呼び分けされている。

表記ゆれ・別称

桃抜　符抜　天鹿

関連タグ

辟邪　狛犬　神獣