開明獣
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かいめいじゅう
古代中国の地理書『山海経』に記載される神獣。
古代中国の地理書『山海経』に記載される神獣。中国語ではカイミンショウ(Kaiming Shou)、上古中国語ではクールムランクリウス(kʰɯːlmraŋqʰljus)と呼ぶ。
神々が集う天帝の下界の都「崑崙」に入るための9つの門を守る門番で、その姿は大きな虎の体に9つの人間の顔を持つとされる。
気性が激しく勇猛であり、その表情は厳かで常に崑崙の周囲に目を配り、不届き者が侵入しない様に崑崙の安定を守っているといわれている。
また一説によれば西王母の側に服している神獣だともいわれており、万物の未来を見通す力を持ち、西王母と東王公が巡行する際に先導し、主人の車を引く役目を担っているともされ、その為に西王母からの寵愛を受けているという。
その他、常に東を向いているが、全てを見ているありとあらゆる事象を知る知恵の獣ともいわれているとされ、性質がよく似ている陸吾と同一視される事もあるらしい。
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