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概要編集

1965年に発売されたシングル「天満橋から」のB面として収録された楽曲。作詞は佐伯孝夫、作曲は大野正雄。


曲は「奈良の春日野の芝生に腰を下ろすと鹿の糞が落ちていた」と言う内容の出だしで始まり、さらに鹿の糞を「黒豆」に形容する様な歌詞へと続く。


発売後の出来事編集

発売から20年以上経過した1987年の1月に『笑っていいとも!』のタモリ明石家さんまがフリートークをする金曜日のコーナー「日本一のサイテー男」の中でこの曲についての視聴者からの投書が取り上げられ、大のサユリスト(吉永小百合の大ファンを意味する言葉)であるタモリは「(吉永小百合が)そんな下品な歌詞の歌は絶対歌わない!」と投書の内容に猛反論。そこで実際にこの曲が流れるとタモリは落胆し、それを見たさんまは落胆したタモリを思いっきりいじり倒した。


この曲の反響が余りにも大きかった為、その後さんまはこの曲用に独自の振り付けを考案。先述した「日本一のサイテー男」だけでなく、当時レギュラー出演していた『オレたちひょうきん族』のコントの中でも渡辺正行と共に鹿の着ぐるみ姿で踊り(一部では「鹿フン踊り」と呼ばれていた)を披露した。


このブームを受けて同年3月には「奈良の春日野」が再レコード化(B面は「天満橋から」)され、オリコンチャートで最高29位に入るヒットとなった。


関連タグ編集

奈良県 笑っていいとも! オレたちひょうきん族

桃太郎電鉄 - シリーズ第1作であるファミコン版の隠し物件駅である奈良では、鹿の着ぐるみを着た桃太郎と鹿が鹿フン踊りらしき踊りを行う姿が描かれた一枚絵が表示される。

ミュージックステーション - ブームになって間もない頃、芳本美代子が自身の曲ではなくこの曲を歌唱する為出演した回があった。

玉井たけし - 初期の作品である『魔界ゾンべえ』で、この曲のパロディである「人のフン」と言うタイトルの曲が登場する回を描いていた。

マイクロエース(1987年当時の社名は有井製作所) - ブームになっていた1987年当時、この曲をモチーフにした鹿のプラモデルである「鹿のフン」を発売した。

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