概要
「奏の装」とは、『キルラキル』に登場する蛇崩乃音の三つ星極制服の形態の1つである。
各所に骨の紋様と、鳥や翼竜のような骨のオブジェをあしらった全身レオタードの赤色の極制服と、その服に付随する物の総称に近い。
三段階に変形し、極制服の中で最も多彩な攻撃能力を持つ(グラーヴェ及びプレストとも「奏の装」の後ろに付くと名前として二段階あるようだが、超巨大アンプの機能の一部であるだけの可能性もあり、詳細は不明)。
奏の装 ・グラーヴェ
奏の装に付属している超巨大アンプ型の極制服。どう見ても宇宙世紀のアレにしかみえない規格外なほど巨大な代物。そして本人もアンプの中央にスタンバイしているため、ますますそうにしか見えなくなってくる。
もうどっちがメインかわかんねぇよ……(汗)
劇中で登場する極制服の中では最も巨大であり、飛行能力を持つ唯一の極制服である。
衣装としての原型をとどめていないことから、纏流子から「どこが服なんだ!?」と突っ込まれている。
音符型の弾丸や破壊重低音で攻撃。
奏の装 ・プレスト
変形して飛行能力が加わった空飛ぶ武器庫と化し、手の付けられない有り様になった。機動力が増し、死角もほとんどない。
武器はグラーヴェの物に加えて、リコーダー型の巡航ミサイル、五線譜を模した起爆性の展開式ネット、シンバル型のカッターなど、多種多彩。元ネタよろしく空飛ぶ武器庫である。
その圧倒的な火力と制圧力、さらに重低音波によるカウンターなどを駆使し、他を寄せ付けない一方的な強さを発揮する。
奏の装 ・ダ・カーポ
蛇崩本人が燕尾服を着ただけのような第三形態。
後部ユニットを破壊されてサイズダウンしているが、これまでのレオタード姿から正統派な燕尾服風の衣装に変化し、変形した帽子の砲台からリズムを奏でて攻撃する。選曲は、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」。
砲台から奏でるリズムには、相手の生命戦維を共振させてコントロールを奪い、ダメージを与える事が出来るため、流子と「鮮血」を苦しめた。
なお、このときの帽子からの音波攻撃もやっぱり宇宙世紀っぽい。
ゲーム版では格闘ゲームという体裁故にサイズの問題か、最初からこの形態でスタートする。
奏の装・改(かなでのそう・あらため)
襲学旅行編で披露。奏の装・プレストを小型化した・・・というかアレのような形状となり、従来の破壊力に加え、鮮血疾風にも追い縋るほどの機動力を獲得した。大阪の戦いでは皐月と連携して流子を追い詰め、ヌーディスト・ビーチ本部を壊滅させるなど猛威を振るった。
奏の装・最終楽章(かなでのそう・さいしゅうがくしょう)
最終決戦で使用した最後の極制服の戦闘形態。改をベースに更に小型化したような姿だが、下腹部の衣装が前貼りのみという神衣並みの露出度を誇る(後ろにもハート形の部分があるので、CストリングやIバックのようなものと思われるが)。空中を高速で飛びまわり、肩のスピーカーからハート形のビームを飛ばして攻撃する。