概要
中野梓達のその後を描いた『けいおん!highschool』に登場。同じく新入生キャラである斉藤菫とは同じクラス(また、同じクラスに同姓の「奥田さん」がいるが、こちらは作内に登場しない)。
名前のモチーフは奥田民生説が根強い。
桜が丘高校のすべての部活に体験入部し、各部でいろいろやらかした挙句、最終的に軽音部に入部することになったメガネっ娘。
理由は「この部が一番上手くできそうだったから」というが、「勉強以外はからっきしだめで、高校生になったら新しいことに挑戦しようと思ってた」というのがより深い理由。
しかし、体験入部の際にギターの持ち方がわからずバイオリンみたいに持ったり、一番太い弦を切ってしまうなど、やはりいろいろやらかしてる。
楽器はド素人なので音楽理論を必死に勉強したがなかなか実践できず、一度は退部してしまおうとするが、顧問の山中さわ子からDTMを教えられると才能が開花。ソングライター兼アレンジャーとして軽音部に残り、わかばガールズへ加入する事となった。
また、学園祭ではPAも担当。裏方としてのスペックはなかなかに高いようである。
しかし天然のせいか、腕が3本ないと叩けないドラムパートや、(平沢憂以外には)指が6本ないと弾けないギターパートを作曲したことも。
なお、歌も、歌うのは好きだが、弟達をカラオケに誘っても断られ続けるような歌のため、作内で披露する機会はなかった。
性格は寡黙でなかなか感情をあらわにしないため、謎の多い人物。中野梓のボーカルについてもいじり続け、本人は「緊張している」と言っても傍からは全然そう見えない強心臓……に見えるが、意外な時に感情が溢れることもある。対人観察は好きなようで、「平沢先輩の弱点を知りたい」という語弊を招く発言をしたり、会話や仕草を日頃からパソコンで記録したり(そして歌詞に還元したり)。
5人姉弟の長女で、四つ子の弟達がいる。
ちなみに自分用のパソコンを持っている。PC関係ではやらかさないようなので、楽器アプリを入れたiPadを使って演奏に参加できるのでは、という予想もあったようだが、結局そこまでには至らなかった。菫にパソコンのキー音で交信するという、謎の特技もある。
備考
ロックバンドに「演奏しないメンバー」がいる例は現実にもいくつかあり、プロコル・ハルムのキース・リード、キング・クリムゾンのピート・シンフィールド、ゲルニカの太田螢一など、作詞やアートワークを担当する人物が正式メンバーとして加入している。
アレステッド・ディヴェロップメントのババ・オージェに至っては、担当パート名が「Spiritual Elder=老師」(実際の役どころはコンセプト・アドバイザー)という突き抜け振り。