概要
斉藤菫とは『けいおん!highschool』の登場人物の一人。
雑誌掲載時は「斉藤」と「斎藤」で表記ゆれがあったが、単行本では「斉藤」に統一された。
解説
中野梓達のその後を描いた『けいおん!highschool』に登場。
琴吹家に使用人として仕えている斉藤家の娘。
初対面の人に外国人と勘違いされるほどの金髪碧眼の持ち主。斉藤家はその昔、オーストリアから琴吹家が日本に連れて来て帰化させた一族らしく、欧米人っぽい彼女の容姿はそのため。
物心ついた頃から琴吹家におり、「主人と使用人」という関係を理解できずに琴吹紬(以下ムギ)のことを姉と慕ってきた。
ムギは幼い頃から英才教育を受けていたため同年代の子と遊ぶ機会がなかったので、唯一の同年代の遊び相手が菫だった。
一方、菫はムギのことを「お姉ちゃん」と呼び、本当の姉妹のように付き合っていた。
普通の人がどういう生活をしているのか興味があったムギのために、ムギが普段読むことを許されなかったマンガを買って来て、読ませていた。
少なくとも菫は普通の生活を許されていた模様。
(そのマンガ情報のせいでムギは百合に目覚めたりしてしまうのだが・・・)
菫が12歳の頃に父親から琴吹家と斉藤家の主従関係を聞かされてからは、人前ではムギのことを「お嬢様」と呼ぶようになる。
・・・が、素が出るとうっかり人前でも「お姉ちゃん」と言ってしまう。
桜が丘に入学する前に、ムギから「軽音部の部室にあるティーセットを片付けて欲しい」と頼まれたが、片付けようとしていた所を梓たちに目撃され軽音部と付き合うこととなる。
使用人なだけあってお茶を淹れる腕はピカイチで、山中さわ子(以下さわちゃん)をうならせるほどの絶品紅茶を淹れることが出来る。
そしてティーセットを回収しにくる→見つかる→お茶会を繰り返し打ち解けていき、梓たちを「楽しい人達」と思うようになり、そのまま軽音部に入ってしまった。担当楽器はドラムス。理由は「ストレス解消」らしい。
琴吹家の使用人であることは軽音部に隠していたつもりだったが、ムギと住所が同じなのでさわちゃんには最初からバレていた模様。
そもそも先代軽音部が卒業する際、ムギが「妹が入学してきて又使うことになるからティーセットは置いておいてください」とさわちゃんに伝言していたことが判明。
実はティーセットの命令は、軽音部にたくさんの思い出をもらったムギが、菫にもたくさん楽しいことを体験してもらいたいと思い与えた「軽音部に向かわせる口実」だったのだ。
このことを知った菫は心置きなく軽音部に滞在すること事ができるようになった。
同じく新入生キャラの奥田直とは同じクラス。
あだ名は「スミーレ」(名付け親の鈴木純曰く「見た目そんな感じ)。
平沢憂からは「スミーレちゃん」、梓と直からは「菫」と呼ばれている。
田井中律からの電話に応対した執事の斉藤さんは、彼女の祖父であると推測される。
執事の斉藤はその後もコミック書き下ろしで平沢唯の話を気にして手の温度を氷で下げようとした紬を心配するイラスト等で登場。
他の回でも声だけ登場し、紬に秋山澪との電話中に「お話がある」と言って怒られる場面がある。但し電話の向こうで紬に叱責される文字描写しかないため、叱責された「斉藤」が菫本人の可能性もある。
容姿
金髪碧眼の美少女。
一族がオーストリア出身なのでゲルマン人、もしくは「金髪碧眼」から北欧人の血が流れていると思われる。しかし、帰化しているので国籍上はあくまでも「日本人」。
一見すると琴吹紬に似ているが、彼女よりも髪と瞳の色はハッキリしている。
なにより眉毛がたくあんではない。