女子大生家庭教師濱中アイ
じょしだいせいかていきょうしはまなかあい
処女作『妹は思春期』同様に下ネタ・エロネタをメインとしたつくりとなっているが、
- 掲載誌が週刊少年誌
- メインキャラが中学生である
- 4コマ漫画形式ではない
などの理由からか、『妹は思春期』に比べディープな下ネタは少なく、
代わりにラブコメ分が強めになっている。
『ヒカルの碁』と同様な、(おおまかに)掲載時期=漫画内の時間というつくりがされている。連載1年目ではマサヒコは中学1年生であるが、連載3年目には中学3年生となっており、中学卒業式=最終回という流れ。この形式も手伝って作中の時間軸が一貫しており、読み進むにつれてキャラの成長が見れるのも本作の特徴といえる。
次回作となった『アイドルのあかほん』最終回にミサキ、アヤナ、リンコと思われるキャラの会話シーンが2ページだけ登場する。
『妹は思春期』と並行連載していた作品であり、それと同様に絵柄の変遷が大きい。
ごく普通の男子中学生・小久保マサヒコのところに女子大生の濱中アイが家庭教師としてやってくる。
男性経験に乏しいアイは、大学の先輩・中村リョーコに中学生の男子=性欲のかたまりと吹き込まれ、慣れないエロネタで精一杯マサヒコの気を引き、やる気を引き出そうとする。
(キャラ別に専用の解説を作った場合は、本項のキャラ解説は削除して構いません)
本作の主役で、小久保マサヒコの家庭教師。
異性経験がないことと素直な性格が災いし、連載回数が進むにつれ、純情な女子大生から、下ネタをみずから振わしては空回りするキャラへとなっていった。根はマジメであり、作中において家庭教師としての務めも真面目にこなしている様子が散見できる。
普通の男子中学生。通称「マサヒコ」。本作における、周りの色ボケへの突っ込み役。
部屋にエロ本ひとつなかったり、母親からED疑惑をかけられるほどに性知識も異性興味も薄いが、何かと女性に囲まれることが多い。(とはいっても連載初期はアイの言動に当惑する様子が見られる)
- 母親は作中頻繁に登場するが、父親は最終回になってようやく顔が出た。
濱中アイの大学の先輩で、的山リンコの家庭教師。
アイに男子中学生=性欲のかたまりと教えた元凶。
マサヒコたちの前でもハイテンションに色ボケをかます。また、アイとは反対に異性経験豊富で、人をからかって楽しむフシがある。面倒くさがりで、時折説教じみたことを言う。
マサヒコの幼馴染。通称「委員長」。
マサヒコに淡い恋心を抱いており、連載回数が進むにつれて特にそれを意識するようになる。純情であるが、耳年増なためにマサヒコ周りで展開される色ボケに過敏反応してしまうことが多い。
マサヒコの同級生で、中村リョーコの教え子。通称リン。眼鏡っ子で天然ボケ。
容姿も言動も子供っぽい反面、リョーコに吹き込まれた下ネタ(※)を意味もわからず振り回すため、まわりに驚かれることが多い。また、成績面では普通で、マサヒコと良い勝負らしい。趣味はゲームと昼寝。
(※友人にBL誌を見せられたと思わせる発言もしており、リョーコだけが元凶でない可能性も・・・)
マサヒコの同級生で、通称「アヤナ」。
ミサキをライバル視しており、何かとミサキにつっかかってくる。
中学2年進級時(単行本2巻)でマサヒコ・ミサキと同じクラスとなり、登場。初登場時はなぜかマサヒコに煽られまくっている。
リョーコを敬愛しており、「お姉さま」と呼んでいる。恋愛面ではミサキ同様純情で、勝気な性格からリョーコたちに「ツンデレ」呼ばわりされるも、本人は意に介していない。
- 作中において彼女の悲願である「試験の点数でミサキを破って学内1位となる」描写はないが、第2回人気投票ではミサキを破って1位の座を取得している。(第1回人気投票ではミサキが1位)
- 最終回前頃になって、実はマサヒコに少し気があったことをミサキに激白している。本当にツンデr(ry
- 当時話題になった「ひざまくら」を持つ兄が存在する。合コンに出かけていたり、別荘に等身大フィギュアをおいていたり、兄は彼女と逆に相当な遊び人のようである。
マサヒコたちの中学2年生以降での担任教師。
中村リョーコと交際経験があり、作中で二人は再会。リョーコに弱みを握られているようで、尻に敷かれる形でリョーコとヨリを戻している・・・も、校内ではイケメン教師として生徒たちに人気が高い。数少ない男性陣側の突っ込み役なのだが、リョーコに頭が上がらないからか、突っ込み役としてあまりアテにされていない。
本作の原型となった読切漫画作品『女子大生家庭教師宿田アイ』が単行本第1巻に収録されている。
『さよなら絶望先生』にて、木村カエレと臼井影郎が下ネタ交じりの口論をしているところを、糸色望が「続きは濱中アイで」と言って遮るシーンがある(当時、どちらの作品も週刊少年マガジン連載中であった)。絶望先生のアニメ化により、このシーンも公衆電波上で忠実に再現された。