「スピルバン坊やをペンペンしてやりなさい!」
演:曽我町子
概要
ワーラー帝国の女王。守護神ワーラーの声を聞くことができる唯一の存在、実質的な首領として組織を率いている。物腰は柔らかく言動は優しげだが、考え付く作戦は幹部たちが指揮するものより悪辣である。
戦闘力はデスゼロウ将軍を翻弄しギローチン皇帝をも苦しめたヨウキを一撃のもとに倒したほどに強大である。その実力のゆえにスピルバンのことは「スピルバン坊や」と呼び侮っている。
ドクターバイオに対しては背信行為を目の当たりにしながらも幽閉にしたり、恩赦で元の姿に復活させたりと寛大な姿勢をとっていたが、それが反って仇になる結果になろうとは、この時の女王には予想も付かなかった。
戦闘時にはパンドラ生命体とパンドラ戦闘機械人に分離でき、連携攻撃を仕掛ける他、その状態から合体して真の姿であるパンドラ生命機械人となって背中の触手による攻撃を行うが、ベン博士の身を挺した行動によって弱体化したところをスピルバンに攻撃され、敗れ去った。終盤において実は彼女とワーラーが同一人物であることが判明し、更にその正体はパンドラ生命機械人のヒトデ型の有機部分であった。
余談
曽我氏が後に演じるバンドーラ一味の親玉バンドーラは、本項のキャラの名前(と顔)に引っ張られて「"パ"ンドーラ」とたまに間違って呼ばれる事がある。
「スピルバン」放送当時に、同じくテレビ朝日系列にて放送されていた『ビートたけしのスポーツ大将』にて100m走の出場(曽我町子名義にての参加)を果たしており、その衣装の重さゆえに40mのハンデを付けての参加となったが、結果は惜しくも最下位に。その際に激しく悔しがる様を全国のお茶の間に見せつけている。