演:須藤正裕
概要
第36話(正確には第35話ラスト)より登場したワーラー帝国の幹部。守護神ワーラーの命令により、女王パンドラが地球上に蓄積された人間の怨念から作り上げた怪人。
ゆったりとした無機質な口調で話し、不気味でつかみどころのない雰囲気だが、実行する作戦は陰湿で「秘密結社無・無・無」なる組織を作って各界の著名人や金満家を引きずり込み、スピルバンと戦う際には人質を兼ねた盾として使い心理的ダメージを与えるような戦法を使ったりした。心理戦以外にも口からエクトプラズムを吐き出すなどの攻撃手段を駆使して戦い、非実体化することで敵の攻撃を無効化することができるなど戦闘能力は非常に高い。
誕生した頃からワーラー帝国乗っ取りの野望を秘めており、第39話にてヨウキ戦闘機械人を率いて反逆するも、既に見抜いていたパンドラによって簡単に鎮圧され敗北。二度と復活しないよう、遺骸は特殊カプセルに入れられ、ワーラー奇城ガメデスの地下深くに封印された。
知らない方が幸せかもしれない話
終盤に新幹部として鳴り物入りで登場しておきながら僅か3話で、しかも登場時とは明らかに矛盾した理由で退場したことから、いったい何のために登場したのかと思う人がいるだろうが、これはリッキーの中の人が日活ロマンポルノ出演のために当初の予定よりも1ヶ月早く降板する事になったためである。
詳しく説明すると、撮影自体はスピルバン開始前に終わっていて、後番組の『超人機メタルダー』が始まった後に公開される契約だったのだが、日活の資金繰りの関係で当初の予定よりも早く公開される事になったため降板を余儀なくされ、本来のリッキー退場回までの間の代役を務める新幹部が必要となり、その役回りとしてヨウキが登場した、というのが登場の事情である。
その埋め合わせかどうかは不明だが、須藤正裕氏は次々回作の世界忍者戦ジライヤで準レギュラー格の城忍・フクロウ男爵の役で出演している。