概要
アルデヒド氏がpixivに投稿している漫画のことである。
なお、穂積潜氏著によるノベライズ版(漫画版とはパラレル設定とのことだが、後に逆輸入された設定もある)やニコニコ漫画にも同様の作品がある。
一部回にはR-18も含まれている。
内容
主人公が奴隷を3人買ったものの、3人は知識が乏しかった。そこで、知識を教えて自分好みのハーレムを作る、という内容。
舞台はガルド王国という架空の国で、世界観は船や馬車が主な移動手段だったりと雰囲気としては16世紀後半のヨーロッパに似ている。人間以外にも種族が存在し、魔法が日常的に扱われている。
登場人物…の前に
記事作成者は髪型の名前とかわからないので(要するにこういうこと)誰か追記お願いします…
登場人物
ヴァイン・ドナパルト
本作の主人公。
当初は名前不明だったが、ノベライズ版から逆輸入する形でつけられた。貴族の爵位は最も高い地位である『公爵』。
元々は現在住んでいるガルド王国を属国支配するドラニール帝国の皇子だったが、皇位継承順位が低い上に本人が宮廷暮らしに嫌気をさしたために、自分から皇位継承権を返上しガルド王国に移り住み現在に至る。公爵の身分でありながらガルド王国の執政は他に任せており自身のことを「お飾り公爵」と言っている。
悪人面であるうえに口が悪く「ククク…」といった不気味な笑い方をするなど印象は良くないが、命を慈しむ優しい性格の持ち主である(ただし虫は苦手)。
ヴァインという名前は親が好きな鉱石の名前から付けられたが、無機物にちなんだ自分の名前が嫌い。また「ジャン」というミドルネームがあったが、現在は捨てている。
下記の3人の奴隷を養子として迎え入れ、三人の買ってきた花の名前から名付ける。
ディジー
黒髪の内巻きボブカットに金色の瞳で、3人の中では最も小柄。名前の由来はデイジー(雛菊)から。花言葉は「純潔」。幼いころの仮名は「ガクブル」。拾って育ててくれたヴァインの事が大好きで、「ご主人様」と呼び、尽くす事しか考えていない。性格は素直かつ礼儀正しく人当たりが良く、また3人の中では家事のスキルが一番高く、ルベリィから教わった【水を操る魔法】を早速洗濯や掃除に応用するほどで最も侍女に近い……が、ヴァインの事になると融通が利かなくなり、彼を想うあまり迷惑をかけたりすると身内であるルベリィとコニアに対しても容赦しない。
ルベリィ
赤茶系の髪色に、ハーフアップ&外ハネのセミロングで青い瞳にツリ目が特徴。名前の由来はブルーベリー(葡萄)から。花言葉は「知性」。幼いころの仮名は「ツン」。3人の中では最も賢く、一番大人びている反面、ちょっと荒っぽい性格でヴァインのことを「あんた」と呼ぶなどどことなくギャルっぽいが、素直になれないだけでヴァインには感謝と好意を持っている。理性的で勤勉であり、魔法学校に通っている。自身が奴隷上がりということもあり奴隷を蔑ろにしている者を嫌っており、街で命の危機に瀕していた奴隷を見かけた際には見過ごさずに保護するという一面もある。
ちょっとアウトな本を読んでるとか読んでないとか……。
コニア
金髪(カラーだと青緑系の色合いに近い)の無造作にカールしたロングヘアーで、緑色の瞳に右目が前髪で隠れている。由来はヘリコニア(オウムバナ)から。花言葉は「風変わりな人」。幼いころの仮名は「メカクレ」。
主人であるヴァインのことを「おまえ」と呼ぶなど自由奔放で猫みたいな性質の持ち主。食いしん坊のため体は一番大きい。特筆すべきは身体能力で「脚を使わずに建物の高所や屋根を移動する」「ディジーとルベリィを乗せた馬車を人力で引いて移動する」「早馬でも1週間かかる南の国まで走って2日で移動する」「至近距離で放たれた拳銃の弾を指先でつまんで受け流す」など桁違いの力を発揮している。また、髪に隠れた右目には特殊な力が秘められており、ディジーが病に冒された際には意味深な事を言ったり、落ちている宝石を遠くからでも探知できるレーダーのような使い方をしたりと謎が多い。だが知能は一番低く、とにかく食べる事と寝る事しか頭に無い。まさに自由。何故か街の人々からは慕われており、謎の人脈がある。
ディジーの作ったシチューが一番の好物で、彼女にだけは従順。
ヴィンセント・ドナパルト
ドラニール帝国の第二皇子でヴァインの兄。
元々はヴァインと皇位継承を争う身であったが、ヴァインが帝国から移り住むことを選んだためヴィンセントが皇位を継承することとなった。
ルベリィやディジーにも紳士的な口調で話し、ヴァインに嫌味や図星を言われても動じないなどヴァインとは対照的な性格。ディジーとルベリィを雑種(下級魔族)であることを冷静に見抜くなど慧眼の持ち主でもある。
父である皇帝ジュール・ドナパルトの悪政に難色を示しており、民の不満が募っている今の国を変えるための方法を模索している。