「ハハハハハ!人間なんてたわいもないね!小さくするだけで独りでに片が付く!ハハハハハ!」
概要
CV:大竹宏
第28話「妖獣ミニヨン 悪魔のペンダント」に登場。
妖元帥レイコックが人間界に放った二番目の妖獣で、普段はレイコックのブローチに化身している。
黄色いドーム状の物体から長い首が伸びて河童のような顔が付いた姿をしている。手足は無いが、頭の二本の触角で物を掴んだりはできる模様。
生物を縮小化する光線を放ったり、ドーム状部分の底部からピンク色の炎を放ったりすることができる。また、頭部から電撃らしきものも放っている。自身の縮小化も可能で、数センチに縮んで首を引っ込めることでペンダントやブローチのようなアクセサリに擬態し、興味を持って拾ったり近付いてきた人間を魔力で縮小化してしまう。
性格はそそっかしいところがあり、レイコックからは「類稀なる魔力の持ち主なれど、慌てものが玉に瑕」と評されている。一方、ララがデビルマンと戦っていると思って助太刀した上に止めを譲ったり、デビルマンに敗れた際には「さすがデビルマン」と称えるなど、気の良いところも見られる。
活躍
レイコックに召喚されると、デビルマン打倒が使命と早合点して出撃しようとするが止められ、一人でも多くの人間を自身の魔力で縮小するよう命じられて人間界へ派遣される。
最初は、あるマンションのベランダに現れて階下から落ちたブローチに擬態し、居住者の夫婦に拾われて彼らを縮小化する。続いて電車内に現れ、乗客達や運転手を縮小化した後、さらに空港の職員やパイロットを縮小化することで飛行機事故を引き起こしたり、タバコ屋のモク婆さんやミヨちゃんといった町の人々も次々に縮小化するなど、被害の規模を大きくしていった。
その後、空地で揉めているララとデビルマンを見つけると、ララがデビルマンと戦っていると勘違いし(実際は自分への愛を打ち明けるよう執拗に言うララに苛立った明が、デビルマンに変身して叩き出そうとしていた)、デビルマンを縮小化したが、手柄をララに譲ると言い去っていった。
次にタレちゃんが縮小化したミヨちゃんを野良犬から救出したところにまたもブローチに擬態して現れ、タレちゃんを縮小化(ミヨちゃんは止めたが、タレちゃんは彼女と同じ姿になりたいと敢えて縮もうとした)しようとしたが、そこへ大切なデビルマンを縮小化されたことに怒り駆け付けたララに阻まれ正体を現す。さらに、ララが砂をナイフに変えて投げつけたことで左目を潰されて怒り、ピンク色の炎を放って彼女を襲っていたところで不動明に見つかり、小さいままデビルマンに変身した彼と対戦する。
40㎝に縮んだミニデビルマンでは超能力も大したことはないだろうと高を括っていたが、小さくなってもパワーが全く衰えていないデビルマンに格闘で圧倒され首を掴まれると、今度は炎を放ちながら高速飛行し、自分にしがみつくデビルマンを振り落として炎でバーベキューにしようとした。しかし、その状態を逆手に取られてゼロ距離でデビルビームを食らい「さすがデビルマン…、御免!」と言い遺し爆発四散した。その後、魔力により縮小化されていた明やミヨちゃんらも元の大きさに戻った。