概要
孫氏は中国の三国時代の呉に仕えた陸遜の妻で、陸抗の母である。また、呉の初代皇帝・孫権の姪(孫策の娘)である。顧邵(顧雍の子)、朱紀(朱治の子)に嫁いだ女子が姉妹にあたる。
資料や記録が少なく、諱や字は不明であり、生没年もはっきりとは分かっていない。
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彼女について
演義での記述はない。
正史では、陸遜が孫権に仕えるようになると、孫権の命で陸遜の妻となった(おそらくは216~217年あたり)。226年に陸抗を産む(陸遜の長男、陸延の母ではない)。
孫策が江東に進出した際、「呉の四姓」のひとつ・陸家の陸康を討ったため、孫策と陸遜の一族は敵対関係となっていた。陸遜が孫権に出仕し、孫氏を妻に迎えたことは両家の和解を象徴する出来事だった。しかし、その後も孫権と呉の重臣たちとの対立は続き、孫権の後継者問題に巻き込まれて陸遜は憤死してしまう。
彼女の母は大喬である説があるが、大喬が孫策に嫁いだのは199年であり、孫策はその翌年に亡くなっていることから、この説はかなり無理がある。
関連イラスト
三国志大戦