CV:野島健児
概要
日本一の巨大チーム「ベヒーモス」のリーダーで、「牙の王」。自らも「超獣」の異名を持つ。
坂東ミツルと同じく常人の7倍の筋繊維を持つ特異体質であり、ミツルの全力のパンチを片手で受け止め、イッキを片手で持ち上げるほどの怪力を持つ。
「牙」のレガリア
使用A.Tは「Bloody armor fang on gigaers」「牙」のレガリアが発動すると車輪の部分がまるで牙をむいた獣のような形に変形する。
その内部構造は、静止状態からの凄まじい0加速、一瞬で到達するトップスピード、0-100-0というMAXスピード→0の制動エネルギーを総べて吸収し回転エネルギーに変換し、再び外へ向かって一気に放出される仕組みである。この時放出される衝撃波こそ大気を切り裂く「牙」である。
その為長く走れば走るほど強力な「牙」を打てるが、狭いホイールスペースにそのような複雑な機構を組んでいるため、A.Tの”飛ぶ”機能を排除している。
そのため、走ることはできるが、空を”飛ぶ”事は出来ない。
人物像
かつてマル風Gメンに所属しており、鰐島海人が作り上げた咢と起源を同じくするもう一人の「牙の王」で、咢とは親友であった。
だがある時、外国の闇ブローカーの一斉検挙の際、一般人である「蓮花」(レンファ)の兄を大怪我させてしまい、以後謝罪の為相瀬を繰り返すうちに蓮花とは恋人の関係になる。
しかし幸せは長く続かない。ある時咢からパーツ・ウォウの試合の招待状を受け取る。会場に行くと、そこには当時「牙の王」として君臨していた咢への挑戦者として、A.Tを履いた蓮花がいた。
蓮花がアキラに近づいたのは「牙の王」として君臨していた咢の弱点を知り、マフィアに脅されている兄の為に「牙のレガリア」を手に入れるためだった。
そのことがわかっても、右足が義足であり、A.Tを使うことのできない蓮花と空を飛ばず暗い檻の中で生きると決意し、彼女の代わりに咢からレガリアを奪う。
そして新しく「牙の王」になったアキラはその日からマル風Gメンをやめ、行方をくらました。
ベヒーモス
その後自らがリーダーになり「ベヒーモス」を結成。シムカの呼びかけで「ジェネシス」の傘下に入る。
そしてシムカの頼みで、Dクラス以下の”雛鳥”のような小さく弱いチームを自らのチームの傘下に入れることで、「風(ちから)」の先頭を担って飛ぶものが現れるまで、「ベヒーモス」という”檻”の中で“守って”きた。
そして「小烏丸」との対戦で、アキラは再び咢と戦う。「牙の王」として”超獣”の名に恥じない力を見せつけるが、イッキと”亜紀人”との「三人分」の力が合わさった攻撃により、敗北する。
その後海人率いるマル風Gメンが会場になだれ込んでくるが、事態を収拾するため、アキラは一人で自首する。それと同時にベヒーモスは解散することになった。
その後、柿谷のおっさんからマル風へ戻るように言われ、以後アキラはマル風Gメンとして復職することとなる。
使用技(トリック)は、"AKIRA Bloody armor over skill Gigaers Closs"
これは牙を二発同時に十字の形に放出する技。
この時の戦レベルは100。技影(シャドウ)は「超獣(ベヒーモス)」巨大な獣の姿が浮かぶ。
マル風Gメンとして
小烏丸との戦いの後、マル風Gメンに復帰したアキラは、海人の下で働いているが、事あるごとにイッキ達の味方をする。
例えば亜紀人が修学旅行の為のお金を取りに海人のキャンピングカーに忍び込んだ時も、海人に見つからないように協力しようとしたり(結局見つかるのだが)、「風のレガリア」を手に入れた武内空に重傷を負わされ、松葉杖生活を余儀なくされていたときも、カズの要請で小烏丸のアジトに集まり、スピット・ファイアの遺言を聞き「嵐の王」として復活したイッキを鼓舞したり、グラムスケイル・トーナメントの受付に急ぐイッキに「後片付けは、俺達がしてやる」と背を押したりしている。そのせいかイッキ達からは「アキラ君」と親しみを込めて呼ばれている。