CV:久川綾
概要
外観は人間と変わらないが、額には蜘蛛の6つ目があり、前髪で隠している。
因みに「山蜘蛛之仔」が人間で言う所の苗字で、「組」が名前である。
元々は群馬県の錦糸郷の山中で暮らしていたところ、その地域に伝わる伝説について調べていた後の織の父親とその弟の蓼丸昭夫に出会う。
その後、織の父親と結ばれるが、織を身ごもった頃に夫を山中での転落死によって亡くしてしまう。
その上、生まれたばかりの織がインフルエンザに感染してしまう。既にワクチン療法が確立している人間界と違って、怪物の世界には治療法がなかったことに直面した組は、織を人間として育てることを決め、義理の弟である昭夫を頼ると、昭夫に織を育てるにあたって「ある仕事」を紹介された。
以降は、織を一人家に残しつつもその「仕事」に打ち込むが、ある日死亡。
その上織はその亡骸を直視したことで、ショックのあまりその時の記憶を忘れてしまった。
生前、織には大きな愛情を注いでおり、幼い息子と一緒にお風呂に入ったり読み聞かせをしながら寝たりといった思い出は、織の記憶にも掛け替えのない記憶として残っている。
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以下ネタバレ
真実
彼女が紹介された仕事とは、錦糸郷伝説にある「金の糸」を再現する為の人体実験であった。
兼ねてより後世に名を遺すことに強く執着していた昭夫は、組を母体にし、山に住む様々な怪物と人工的に交配させることで「金の糸」を作り出せる新たな怪物を生み出すことを画策していた。そして、組の夫である兄が居なくなったことや組の息子を想う気持ちに付け込んでそれを実行。
組は体の自由と負担を奪われ、連日酷使されることになった。
尚織が見たのは母親の亡骸ではなく、得体のしれない怪物と性交する母親の姿であった。
そうして、昭夫念願の「金の糸」である蓼丸綾が誕生すると、昭夫によって綾を自分の手元に置く為の人質として匿われ、山中のとある湖の底に綾の糸で拘束された状態で眠り続けていた。
その後、隠神探偵事務所の面々の活躍によって昭夫の悪事が暴荒れると、織によって発見され、救出。
御花ばあさんの病院に搬送された後、意識を取り戻した。