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CV/石田彰

人物編集

蓼丸織の父方の叔父。怪物ではなく普通の人間。織の故郷「錦糸郷」にて民俗学を研究している学者。物腰が柔らかく、穏やかな性格の成人の男性。母:組が失踪してから織を引き取り育てた。


かつて兄(織の父親)と共に錦糸郷の「錦蜘蛛伝説」を追っていた際にとある森で織の母親:組と出会った。


組との仲も良好であった模様。しかし織から母親の安否に関して聞かれても曖昧な答えしか返さず、いつしか織からも母親の事を聞かれる事は無かった。(織本人も、彼が何かを隠していると察知し、嫌な答えを聞くのを恐れてあえて聞くのを止めていた)






























※ここから先ネタバレ















契約


「そして僕は歴史上最も優れた偉人になるんです!」



実は彼こそが組を織から引き離した張本人にして織にとって母親の仇とも呼べる人物であった。

本性は自己顕示欲にまみれた冷酷にして卑劣な人間である。

彼は兄と共に「錦蜘蛛伝説」が実話である事に気が付き、それを追う中で組と出会っていた。

ある日兄が森で足を滑らせて転落死した際、組からも頼られていたが、織を人間として育てる上でその費用を稼ぐために組にとある人体実験を提案していた。



その実験こそが錦蜘蛛伝説に出てくる「金の糸」であった。



組は織の為にとその実験を引き受け、組を母体として錦糸郷の森にいるあらゆる生き物と配合を繰り返し、長い年月をかけてようやく「金の糸」である蓼丸綾を完成させた。また綾を金儲けの道具としか見ておらず地下室に軟禁したばかりか、逆らえば暴力を振るうなど虐待を繰り返していた。ただし壊れてしまえば困るので多少のわがままは通っていたようだが趣味ではないはずの少女趣味な服を買ってくるなど綾の意思を尊重してないに等しい。



それを世間に売り、富と名声を受けた事で、歴史に多く名を残そうとしていたが、隠神鼓八千のスマホ越しに話を聞いていた織により拘束される。


しかし、それに対して昭夫は金の糸を創る過程で生まれた100体を超える織の「兄弟」達を差し向けて対抗。

隠神探偵事務所の面々を分断させて追い込むも、織や組の絆を踏みにじった事に怒った日下夏羽にそれらを軒並み倒され、綾によって隠神達との合流を許してしまう。


それでもなお綾が知りたがっている金の糸=組の隠し場所を交渉材料に意地汚く生き残ろうとするも、既に自分が過去に起こした事件について頭に入れていたミハイ・フロレスクによってその隠し場所を明かされたことでとうとう打つ手を失い、用済みと言わんばかりにその場に投げ捨てられた。


最期は衰えぬ欲望と野心によって懲りずに新たな怪物に手を出して研究成果を出そうとするも、野火丸狐火で焼き殺された。


余談編集

アニメ版では中の人が裏切り者や濃い悪役ばかりをやっていることから、その裏の本性をある程度察していた視聴者も居た。


また織や組、綾に対する非道な仕打ちからメインヴィランの稲生に続いて作者曰く「作中屈指の悪役」と呼ばれている。


倒された綾以外の弟妹たちについては昭夫曰く「金の糸にはなれなかったが言葉も話せて(僅かであるが)知能もある」とのことで昭夫を親と認識し、森と昭夫を常に守ろうとしている。種類としては確認するだけでキツネ、ムカデ、ミミズ、魚、猿、蛙、人型、巨大型その他諸々だが隠神曰く「異種の怪物同士の子供は生まれてすぐ死ぬ」ということにもかかわらず約5年生きていることから並外れた生命力を持つことが示唆されている。

そういった面では織の弟妹たちは昭夫の邪な野望の犠牲者といえ、母親の組曰く「自分が生んだ子供に変わりはない」と哀れみの言葉をかけられている。


関連タグ編集

怪物事変

蓼丸織&蓼丸綾:甥と姪(綾の場合血が繋がっていない義理の娘といえる)

山蜘蛛之仔組:義姉

マッドサイエンティスト 卑劣漢

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