概要
Fateシリーズスピンオフの『コハエースGO 帝都聖杯奇譚』(原作:TYPE-MOON、漫画:経験値)に登場したアサシン(帝都聖杯奇譚)×ライダー(帝都聖杯奇譚)の腐向け(BL)カップリング。
更に、2018年6月13日~27日に『Fate/GrandOrder』にてスペシャルイベント『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』が開催された。
イベントのEXPカードにちなみ、両者にお竜さんを加えて「ぐだぐだ土佐同盟」とも。更に、この三名の関係性は、アサシン(蛞蝓)>お竜(蛇)>ライダー(蛙)の三すくみではないかともいわれている。
コハエースGO 帝都聖杯奇譚
本編開始前に開催された第三次聖杯戦争をきっかけに、太平洋戦争末期の東京で新たな聖杯戦争が始まる。
人斬りのアサシン、維新のライダーの初出となる作品。比較的あっさりした絡みだった。
FGO ぐだぐだ帝都聖杯奇譚
西暦1945年、極東の地にて観測された奇妙な特異点「帝都」を舞台に、聖杯戦争の幕が開く。
所謂ぐだぐだイベントの第三弾で『帝都聖杯奇譚』で登場したサーヴァント達が活躍する。劇中の特殊な聖杯戦争システムのためか、2騎ともイベント開始前から真名は明かされていた。
また、原作と比べて、二人の会話がかなり増量された。
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以下、真名・ストーリーに関するネタバレがあります。ご注意ください
両者の関係性
アサシンからライダーに対しては、コハエース、ぐだぐだイベントでも「わしらを売った」「裏切者」と発言している。また、ぐだぐだイベントでは「おまんの口車には昔から騙され通しじゃ!」とも。相手を呼ぶ際は「龍馬」と呼び捨てしている。
アサシンの生前の死にライダーは直接的関与していないため、上記の発言が一体何をもってなされているのかは各々の解釈に分かれる。
ライダーからアサシンについて、相手を「以蔵さん」と呼び、「古い友達」と発言し、再会した際にうっかり訛りが出るなどかなり気やすい態度をとっている。「仕事は真面目」と評価も高く、「ああ見えて繊細」とその性格も熟知している。このように相手のことをよく知るライダーだったが、アサシンがどれほど自分を憎んでいたのかは理解していない様子であった。
生前二人がどういう関係であったのか、現在お互いをどう思っているのかは、ぐだぐだイベントやアサシンのマテリアル絆2から察することができる。また、アサシンとライダーを所持している場合、マイルームにおいて双方に特殊ボイスが発生する。
史実において
岡田以蔵は天保9(1838)年生まれ、坂本龍馬は天保6(1836)年生まれであり、以蔵の方が龍馬よりも年下である。
武市半平太と坂本家が遠い親戚であったことから、以蔵と龍馬は幼い頃からの知り合いだった説も。(Fateにおいては、二人は幼馴染であったようである。)
安政3(1856)年、以蔵が剣術修行のため江戸に留学中、龍馬も2回目の江戸剣術修行に来ており、築地の土佐藩中屋敷で同宿したとされている。以蔵は武市が師範を務める桃井道場、龍馬は北辰一刀流の千葉道場と通う道場は異なるものであったとはいえ、この際に交流があった可能性がある。その後も、徳弘孝蔵に入門し「砲術」を同門として学んだり、文久元(1861)年に「土佐勤王党」に両名とも加盟したりしているなど、交流する機会はあった模様。
文久3(1863)年2月頃から、神戸で海軍修行中の龍馬らと交流するようになったようで、龍馬の口利きで勝海舟の護衛を務めた。また、以蔵は龍馬から名刀「肥前忠広」を譲られている(借りた説もある)。
しかし、勝海舟の護衛を辞めたのち、岡田以蔵は身を持ち崩し無宿者となり、治元(1864)年、捕縛、投獄され、慶応元年(1865年)閏5月11日に打ち首、獄門となった。享年28。
坂本龍馬は、慶応2(1866)年に薩長同盟を結ばせることに成功したものの、同年寺田屋事件に遭う。その後、土佐藩から龍馬らの脱藩を赦免される、亀山社中を「海援隊」と改称する、慶応3(1867)年に大政奉還がなされる等の出来事があったものの、慶応3年、近江屋事件で暗殺された。享年31。
表記ゆれ
以龍(※岡田以蔵、坂本龍馬は史実の人物でもあり、他にもモデルを同じくするキャラが多数いる。)