概要
タカラ(現:タカラトミー)の玩具『チョロQ』を題材としたゲーム『チョロQHG4』のイベントの一つ。
イベントNo.21「ゆうれいやしきで、きもだめし」でプレイできる。
ゲームの始まりのきっかけは、ドラオガからの手紙である。
ブラックヒヨコ団に入団して8月を迎えるとドラオガから肝試しを敢行するという手紙が届く。
その手紙を読み、夜にポクイータウンの幽霊屋敷に行くとなぜかドラオガだけが待っていた。
そして「オレはもう行ってきたから」と主人公ひとりで幽霊屋敷で肝試しをすることになる。
クリア条件は「屋敷の中のQ字架を取ってきて戻ってくる」、だという。
一見そこまで難しくないようにに思えるかもしれないが、そう簡単には取りに行けない。
屋敷の中には、幽霊ではなくまさかのゾンビが何台も走っており、主人公を襲ってくる。
そして、屋敷のいくつかのドアにはそれぞれ鍵がかけられているため、鍵を探して開けないといけない。
これだけでもトラウマ化させるには十分すぎるほどであるが、さらにトラウマ度をアップさせる要素が、謎の日記(後述)である。
これらのこと、そして屋敷の中がホラーゲームチックに作られているため、多くのユーザーにトラウマを残した。
もはや子供向きではない。
幽霊屋敷の過去
肝試しを始める前にドラオガがこの建物が幽霊屋敷と言われるようになった怪談話をする。
「嘘つきの牧師が今日からはレースがないと説いたことから絶望したチョロQたちがこの屋敷で集団自殺をした」といった内容であり、屋敷の奥には嘘つき牧師の墓とされる墓が鎮座している。
屋敷の中をゾンビQがうろついていることとQ字架を取った後の最後の仕掛けもあって妙に信憑性が高いが、ドラオガ以外にこの話題をするチョロQがいないため真偽は不明。
ちなみに海外版では宗教的な事情から「嘘つき牧師」というワードは削除されている。
日記
屋敷に2冊の日記が落ちている。
それらの日記はどちらも悲しい出来事が、全て赤い字で書かれている。ここのゾンビQ達がゾンビ化する前に力を振り絞って書いたのだろうか..
にっき1
あるひ、おかあさんが、みたことのない、
エンジンオイルをもって、やってきた。
ぼくがそれをのむと、めまいがしてうごけなくなった。
そして、このやかたに、つれてこられた。
おかあさんは、みんなここで、しにましょうという。
なんでか、わからない。
ぼくは、だんだん、きがくるいそうに、なってきた。
もっとレースがしたいのに、だれか、たすけて!
にっき2
あたしの、ボディが、さびてきた。
かゆい、かゆい。
とそうが、だんだん、はがれていく。
キャブレターが、くさって、はやくはしれない。
カーコンピュータが、うまく、はたらかない。
ヘッドライトが、かすむ。
だれか、おねがい。
こ・こ・か・ら・だ・し・て。
2P対戦
驚くなかれこのミニゲームは2P対戦モード「ふたりでバトル」にも収録されている。
とはいえゲーム内容は幽霊屋敷内に大量に落ちているQ字架を多く集めたものが勝利というアイテム集めゲームであり、ゾンビQも登場しない。
関連タグ
かゆいうま…CAPCOMの初代バイオハザードに登場した有名なファイル「飼育係の日誌」に書かれている最後の言葉のこと。幽霊屋敷ゲームの日記の内容と内容が少し類似している。