概要
本来の予定の範囲で決着が付かなかった場合、決着がつくようそれより長く行う試合のことである。
転じてその場の状況により、本来の予定より長く行うことも指す。
スポーツにおける延長戦の形式の例
野球
野球では、第9イニングの終了時点において同点であった場合において、1イニング単位で延長していき、延長イニングの終了時にどちらかが点差をつけた時点もしくはどちらかのチームが選手を9人出せなくなる時点まで継続して勝敗を確定させる。
照明設備がない場合、続行不可能な暗さと判断されたイニングの終了時点でサスペンデッドゲームになり、後日その時点の状況から試合を再開する。サスペンデッドゲームは預かり試合に近いもので、最初にベンチ入り登録した選手を変更できない上、一度試合に出て交代等でベンチへ戻った選手は出場できず、記録上も延長イニングを積み上げる形式で記録されていく。
日本では高校軟式野球においてサスペンデッドゲームによる延長50回という記録があるため、無制限のサスペンデッドゲームは一歩間違えれば地獄の始まりである。
サッカー・ラグビー
主にトーナメント戦で行われる。時間を決めて前後半を行い、それでも勝敗が確定しない場合、サッカーではPK戦もしくは再延長、ラグビーでは引き分けになる。
バスケットボール
バスケットボールでは、2分間のインターバルの後に5分間の延長戦を行う。これを勝敗が確定するまで行う。