プロフィール
職業 | ヒハク社の会長秘書 |
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性別 | 男 |
年齢 | 35 |
血液型 | A |
誕生日 | 1月9日 |
星座 | 山羊 |
概要
墨田区に本社を置く大手化学薬品会社《ヒハク石鹸》の会長・山森ナツヱの個人秘書。
山森の影響力を影で支えるべく、業務を遂行している。
人物
山森会長を崇拝しており、彼女に対して鋼の様な忠誠心を抱いている。話し方や表情に感情が出る事が少なく、業務を淡々と迅速・正確に遂行するその姿は、まるで機械の様である。
秘書としての能力は一流以上で、ヒハク社に勤める従業員全員の顔と名前を全て覚えている。この「全員」というのは誇張でもなんでもなく、工場や倉庫の臨時従業員など末端の従業員にまで及び、さらには主要取引先の関係者まで全員を覚えているのである。もちろん、ヒハクの企画部に勤める興家彰吾も例外ではない。
また、「ヒハク石鹸会長山森ナツヱの秘書」ではなく「霊能力者我妙堂垂弦の付き人」を名乗る事もあるが、これは嘘ではない。
我妙堂垂弦というのは山森ナツヱの芸名であり、霊能力者として活動しているのも本当である。そのため一部ではミステリアスな噂が流れ、《ヒハクの魔女》と呼ばれている。
ストーリー中での動向
全編を通して、呪詛珠をはじめ『蘇りの秘術』に関係するものを集めている様子。ヒハクが根差して成長してきた本所の地から不穏な呪いを排除するため、会長の霊術によって呪詛珠を封印する、と主張しているが……
興家彰吾編
深夜の錦糸堀公園にて、福永葉子が謎の突然死を遂げた直後、『置いてけ堀』の呪詛珠を得た興家の前に現れ、呪詛珠を引き渡すよう要求する。興家は弓岡を警戒しつつ、隙を見せない様に撤退させる必要がある。
弓岡を撤退させる事に成功すると、興家は呪詛を行使。『置いてけ堀』の呪いで、弓岡は溺死させられるのだった。
志岐間春恵編
他の呪主を探す櫂利飛太と錦糸堀公園付近で接触する。この時点から利飛太が呪主ではないかと疑っており、夜が明けてから再度接触してきた事でそれが確信に変わり、利飛太の持つ呪詛珠を引き渡すよう要求する。
その際には呪詛珠を既に6個回収していると主張している。
以下、終盤のネタバレを含みます
???編
終盤で出現する蝶澤麻由編。
このチャプターでは、蝶澤麻由が地下室に監禁されているが、その犯人は弓岡である。
新製品のモニターを装って少し前から麻由の美容室に通っており、吉見肇の情報を探っていた。麻由を誘拐・監禁したのは、自白剤を盛って吉見の情報を更に聞き出すため。また、『送り提灯』の呪詛珠を麻由に握らせることも目的としていた。
狙っていた情報は、吉見の家系に代々受け継がれていた古文書。この古文書は『禄命簿・陰の書』であり、『蘇りの秘術』に関係する呪いを解除するための手順が記されたものである。
逆崎約子編
ヒハク本社の前で約子・ミヲと出くわす。ミヲは過去に我妙堂垂弦のインチキ霊術を見抜いた事があり、その時に面識があったため、気まずい空気が流れる。
しかし、ミヲ達が『禄命簿・陰の書』を探していると知った途端に態度を変えるが、そこへ脱出した麻由と、脱出を助けた春恵・利飛太が現れる。
吉見の死の真相を求める麻由・呪詛珠を渡さない口実を作りたい利飛太・『陰の書』の情報を探るミヲから逆に問い詰められ、嘘が全部バレた上に知っている情報を吐かされるという結果に至った。
余談(ネタバレあり)
- 興家彰吾編では、隙を見せる(=後ろを向き葉子の様子を確認する)と弓岡に殺害されゲームオーバーになる……のだが、後に判明するとおり弓岡は呪詛珠を所持していない。つまり、呪いも何もなく物理で殺害しているのである。呪いの絡まないゲームオーバーはこの弓岡による殺害が唯一。
- 3人に問い詰められる場面では、それまで見せていた無機質なカリスマ性とは裏腹に、気まずそうに狼狽えたり約子のフィジカルにビビったりして、そのギャップからネタにされている。一部では「弓岡がちいかわに見えてきた」などという意見も。
- 山森ナツヱが“我妙堂垂弦”を名乗り始めたのは、弓岡が勧めた事らしい。