概要
音楽ゲーム『プロジェクトセカイ』に登場する東雲彰人×白石杏のNLカップリング。
二人はVividBADSQUADのメンバーで、杏の父がかつて行ったライブイベントRAD WEEKENDを超えるという同じ夢を持つライバルでもある。
関係
似たもの同士で、2人とも勉強が苦手だったり、運動部の助っ人をしていたりする。
しかし、杏が思いつきで行動するのに対し、彰人は慎重なタイプのため、杏が突っ走りすぎないよう注意することもある。
また、相棒であるこはねと冬弥をストリートミュージックの世界へ連れ出したのもこの2人で、ViVidsとBAD DOGSを引っ張っていく先輩同士でもある。
杏と彰人のキズナランク46の称号は『相棒が最高』で、ローディング画面の一コマ漫画(現在は公式サイトに掲載)では、自分たちのコンビの方が最高だと張り合っている。
エリア会話では苦手な勉強で勝負をしたり、杏が彰人のテスト結果を冬弥に聞いて探りを入れたりしていた。
ビビバスアーカイブ04では、共に補習に引っかかりチームの練習に遅れている。
初期の杏☆2のサイドストーリー後編では、彰人がニンジン、杏がトマトを食べられないことが明かされ、杏が「子供みたい」と彰人をからかい、「お前も十分子供じゃねえか」と言い返されていた。
他にも杏がオバケ、彰人が犬を苦手としており、宮女の文化祭ではゾンビのオオカミに2人で取り乱していた。
お互いに隙あらばからかって言い合いになる関係だが、信頼はしていて、チームの仲間として支え合っている。
進級後
2年に進級してからは同じ2年A組のクラスメイトになっており、同じくクラスメイトになった草薙寧々を加え、イベスト『ハロー・グッド・デイ!』の5話でクラス分け後に初めて顔を合わせた。
また、駅の広告で発表されたクラス分け表では、8草薙寧々、9東雲彰人、10白石杏の順で出席番号が並んでいる。このことから、席が前後で並んでいることが予想される。
進級後に追加されたエリア会話では、抜き打ちテストの情報共有をしたり、お互いのクラスでの様子をこはねと冬弥を交えて話している。
他にも彰人はルカとの会話で、杏が「授業で先生に当てられるとニヤニヤしながら見てくる」と言って、答えを間違えないよう予習するようにしたと話している。そのことを知らない杏は、ミクとの会話でちゃんと答えられる彰人を意外に思いながらも「私だけ間違ったら悔しい」という理由で勉強意欲を刺激されていた。
相変わらず2人とも勉強は苦手だが、良い影響を与え合ってはいるらしい。
ストーリー※ネタバレ注意※
メインストーリー
オープニングにて、2人に面識はなかったもののRAD WEEKENDの会場に居合わせており、同時期に同じ夢を追いかけ始める。
一枚絵には、杏と一緒に彰人も映り込んでいる。
1話以降、彰人は杏の父が経営するWEEKEND GARAGEの常連だったため、2人は中学の頃からの顔見知りで、彰人の方は杏の実力を認めており、RAD WEEKENDを超えるために相棒を探していることも知っていた。
4話にて、杏は相棒となったこはねを彰人に紹介するが、彰人は同じ夢を本気で追いかけていると思っていた杏がイベントの経験もない素人を相棒に選んだことに憤り、杏とこはねを自分も参加するイベントに誘う。
冬弥の制止もあったが、彰人は「オレ達の歌でぶっ潰す」と感情的になっていた。
遂に訪れたViVidsの初ステージで三田洸太郎が妨害行為をしたことで、彰人が"原因は自分だから"という理由で罪を被り、同時にこはねに辛く当たったこともあって、杏は彰人に「見損なった」と言い敵対するようになる。
また、ここに至るまで彰人は杏に対して猫を被っていた為、素で会話したのはこの時が初めてになる。
二度目のステージでViVidsが実力を出し切った後、2人の実力と覚悟を認めた彰人は先日のことを謝罪するものの、杏は妨害行為をしたのが彰人達だと誤解したままだったので、以降も彰人達に対して良い印象は持っていなかった。
三田から真実を聞かされて誤解が解けてからは見方を改めるようになり、こはねと共に冬弥に会いに行った際には、冬弥のことを「どっかの誰かさんと一緒で、けっこう頑固なタイプ」と言っていた。
その後4人はセカイで歌い、RAD WEEKENDを直に体験していた彰人と杏は、この4人ならRAD WEEKENDを超えるイベントに近づけるのではーーと同じ予感を覚え、杏から4人で組まないかと持ちかけた。
イベントストーリー
- 『いつか、背中合わせのリリックを』
対戦形式のイベントSTAY GOLDにて、こはねが観客の熱狂に呑まれ3人について行けなくなり、杏がフォローに回ったことでサビの勢いが失速。観客の熱を冷ます結果となった。
ステージ裏で杏がこはねを「守れなかった」と言った際に、彰人は「まだこはねのことを相棒って思えてないんじゃねえのか?」と指摘。杏はこはねに頼られていることが嬉しくて、相棒として対等に思えていなかったことに気付かされた。
後日、杏は遥のアドバイスを経て彰人にお礼を言い、こはねに本当の気持ちを話して、4人でRAD WEEKENDを超えるという気持ちを再確認した。
- 『STRAY BAD DOG』
突如ビビッドストリートに現れた遠野新にBAD DOGSが敗北。彰人は自身の力不足を痛感する。
彰人は実力を上げるためにソロでイベントに出たいと言い、杏は彰人の頑固な性格を理解した上で「納得できるまでやってきたら?」と合意した。
ところが彰人は焦りから根を詰めて無茶をし、心配する3人のもとに三田が駆けつけて来る。
連れられて来たイベントで、彰人は新とのリベンジに苦戦しており、3人は飛び入り参加で加勢。杏は自分達が彰人に支えられていることや、夢を追いかけているのはひとりじゃないことを伝える。
彰人は迷惑をかけたことを謝り、チームでもっと上に行くことを新に宣言した。
彰人☆4のサイドストーリー後編では、杏の父にコーヒーに生クリームをたっぷりのせてもらうことになっていたが、杏が来たことで恥ずかしがり、取り消そうとして失敗していた。
- 『Bout for Beside You』
STAY GOLDのリベンジでこはねが思いもよらない実力を発揮し、杏は言いようのないモヤモヤとした感情を抱えるようになる。
彰人は杏の異変に気づき、杏を呼び出してその真意を探るが、「それだけじゃないような気がする」と煮え切らない様子だった。
しかし、杏はレンやミクとの会話で『いつかこはねに相棒だって思われなくなるかもしれない』という不安に気付かされる。
彰人は過去、杏が相棒をずっと探していたことや、彰人が相棒を見つけたと話した時、杏が「いいなぁ……」と呟いていたことを振り返り、その不安は仕方ないと理解を示して、杏が不安を口にすると、彰人は「やるしかねえだろ」と杏を奮い立たせた。
彰人☆2のサイドストーリー後編では、杏が彰人に変化した気持ちを話している。
- 『Walk on and on』
新たなイベントに向けたトラックメイクを2人で担当。彰人がメインで進め、杏がアイディアを出していた。
杏☆3のサイドストーリー前編では、共同でトラックメイクをしている様子が見られる。
- 『Find A Way Out』
彰人の中学時代の回想にて、まだ覚悟が決まり切っていなかった彰人が、ビビッドストリートで歌う杏に出会う。
彰人は自分と同い年くらいの杏の歌に衝撃を受け、更にKENの娘であることや、「RAD WEEKENDを超える」と明言していることを知る。
一度はRAD WEEKENDを超えるなんて無理だと思ったが、それだけの覚悟があるからこそ、あれだけの歌が歌えるのだと杏に触発され、彰人が杏を、そして街の人達を超える決意するきっかけとなった。
憧れのハコであるCrawl Greenのイベントに出ることが決まった際は、焦燥感や苛立ちから自分を追い込んで夜遅くまで練習をしていたが、杏の歌声が耳に入り、周りに目を向けて「オレだけじゃない」と気付かされ励まされていた。
またアフターライブにて、杏も彰人の力強い歌声を聞いて、「私も頑張るぞーっ」と思っていたことを明かしている。
今回のイベントとは別だが、杏☆4[かつての熱狂]のサイドストーリー後編では、杏は周りが夢を少しずつ諦めていく中、彰人だけは初めて会った時から「あの夜を超える」と言い続けていたと話している。
- 『新春!獅子舞ロボのお正月ショー!』
年末年始、 Vivid BAD SQUAD の4人は杏の父の友達がやっているペンションでライブをする為、スキー場へやって来る。
杏と彰人はバーチャルシンガー達と一緒に、連日スノボーで勝負をしており、杏☆4[ゲレンデを照らすほどの]特訓前イラストの笑顔は、勝負に勝った杏が得意げに彰人に向けたもの。
- 『Let's study hard!』
RAD WEEKENDの真実を知りショックを受けながらも、夢の先へ行くことを決意した Vivid BAD SQUAD は、進級を前に新たな一歩を踏み出そうとしていた。しかし、杏は学校で瑞希と共に先生に呼び出され、進級の危機を知らされる。
杏は1週間補習に行かなければならないことをセカイで報告するが、そこで彰人も補習に引っかかっていたことが発覚。同じく進級の危機に瀕していた。
補習初日が終わり、杏と彰人が顔色を青くさせていたところ、補習仲間の瑞希と司、そして助っ人に冬弥と類を加え、補習最終日のテストに向けて勉強会をすることになる。
5話では、罰ゲームで買い出しへ行った杏に、彰人がチーズケーキを要求している場面がある。
彰人☆2のサイドストーリー後編では、2人して『来年は赤点を取らないようにする』と低い目標を掲げている。
- 『最高のクランクアップ!』
神山高校で芸術祭が開催されることになり、寧々、杏、彰人を含む2年A組では映画を作ることが決まる。
寧々は芸術祭自体に興味はあったものの、賑やかなクラスの雰囲気に馴染めず消極的になっていた。しかし、映画に詳しい人にリーダーを任せることになり、映画部でショーの経験もある寧々に突如白羽の矢が立つ。
寧々はクラスを引っ張っていく立場に悩むが、好意的なクラスメイトの後押しや、自分にとってもいい経験になると考え、映画の監督を引き受ける決意をする。
準備を進める段階で、寧々はクラスメイトに頼ることを躊躇いひとりで抱え込みそうになるが、彰人の細かな気遣いと、杏の周りを巻き込むコミュニケーション能力に助けられ、徐々にクラスメイトと打ち解けていく。
映画では主役の料理人を彰人、料理人に助けられる女の子を杏が演じている。
彰人☆4のサイドストーリー後編では、みんなが帰った後、教室に残って復習をしようとしていた彰人に杏が気づき、寧々の監督としての尽力に応えたい気持ちを2人で共有している。
楽曲
アナザーボーカル
杏と彰人がデュエットしている楽曲。
- 『ECHO』
- 『トラフィック・ジャム』
- 『エゴイスト』
ビビバスアーカイブ03
杏と彰人で『Gimme×Gimme』を歌唱。
テンションの上がる曲調と、無敵感が感じられる色気のある歌詞で2人の歌声が聴ける。
小ネタ
- 公式のX(旧twitter)で彰人と杏、ビビバスミクが描かれているイラストが公開されている。https://twitter.com/pj_sekai/status/1314400485235847169
- 杏☆4[仲間だから]と杏☆4[ゲレンデを照らすほどの]のカードの特訓前は、彰人の視点から見たときの杏のイラスト。
- 杏と絵名のエリア会話で、杏は彰人の姉である絵名の話を瑞希から聞いていて、絵名のことを「私のお姉さんだったらよかったのに」と言って、絵名がその言葉に照れているやり取りがある。
- 『ぷよぷよ™テトリス®2』をビビバスの4人でプレイするYouTube動画で、直感と運頼みの杏に対し、彰人はちまちま連鎖を積み重ねる戦法を取っており、杏に「攻め方が嫌らしい!」と言われてしまっている。その他にも軽快なやり取りが多く楽しめる。
- 2024年のホワイトデーのバーチャルライブでは、相棒に渡すバレンタインデーのお返しを選ぶ為に、杏と彰人が手を組み、パンケーキサンドを贈ったことが明かされている。練習の休憩時間に、2人で色々買って来たとのこと。バレンタインデーの出来事については、イベスト『Take the Best Shot!』を参照。