概要
第2部63話から登場。千佳羅と深い因縁を持つ霊能力者。一人称は「俺」。
事実上、第二部のラスボスにあたる。
人物像
容姿
若干彫りが深く、精悍な顔立ちをしており顎まで伸びたもみあげが特徴の中年男性。
性格
表向きは善良な除霊師だが、裏では大企業の大手製薬会社・セイント製薬と結託し、企業の汚職の隠蔽の為に邪魔者を呪殺する卑劣で残酷な殺し屋霊媒師。千佳羅の故郷の村人達を呪殺した張本人であり、千佳羅が呪殺師としての道を歩むことになった全ての元凶。
多弁で忍耐力に欠け、依頼者・田辺への忠誠心は薄く、彼に無許可でいずなと千佳羅を罠に嵌めて対決させたり、自分の依頼に直接無関係な人間を平然と手にかける行き過ぎな一面や、幼少期の千佳羅やリンのような子供相手でも容赦することなく暴行や殺害に手を染めている(厳山と同等の卑劣漢ながらも、ある程度の良識と人間性はまだ持ち合わせている田辺も厳山に怯えつつ異を唱えるほど)。
能力
呪術だけでなく鈍器や刀剣や幻、念力も使える。
一見ふざけた性格をしているが、いずなと同等の実力を持つ千佳羅を赤子扱いする程の実力を誇り、千佳羅を目の敵にするいずなを手玉に取って自分を善人と信じ込ませるほど演技・話術に長けているが、実際はいずなの事も陰で邪魔者と見なしている。加えて、自分の行った呪殺を千佳羅のせいにしており、彼女に罪を擦り付けている(特に千佳羅を完全に悪人と認識しているいずなには効果覿面であった)。
いずなと千佳羅の共闘によって追い詰められてスタンガンを使ったり、いずなの黒い管狐に喰い殺されそうになった時に命乞いをしたりするなど手段を選ばない。
最期
いずなを庇って心臓を串刺しにされた千佳羅の呪いの自爆で共に死亡し、地獄に落ちた。