概要
DMM.com×ニトロプラスのブラウザゲーム『刀剣乱舞』に登場する刀剣男士「へし切長谷部」と「不動行光」のコンビタグ。
どちらも織田信長に所有されていた刀であったことを明言している。
二人を同じ部隊にして本能寺ステージに出陣すると回想『悲しみと、なぐさめ』が発生する。
回想のなかでへし切長谷部が説いた言葉は、不動行光が刀剣破壊で口にする信長が好んだ敦盛の一節と同じものである。彼ら刀剣にとっての「悲しみ」と「なぐさめ」とは何か?それは、回想を見た人によって多様な解釈がされている。
コンビ名の由来は、宗三左文字が審神者長期留守御迎ボイスで、この二人を指して「忠犬じみている」と評したことから。
二人とも忠誠心が厚く、ベクトルの違う忠犬と言える。余談だが、「特」までの二人の衣装は色合いが似ている。
不動行光は、手合わせで織田組と組むと共通の特殊台詞を発する。
しかし、「おお?ダメ刀ボコボコにして気持ちよくなろうって?」と不良のようにつっかかる台詞で、相手側は通常台詞とはいえ、あまり良い関係性は窺えない。
極
「極」になった不動行光は、酔っぱらいを辞めて性格が一変。素の状態になる。
不動行光極は、手合わせで織田組と組むと個別の特殊台詞を発する。
へし切長谷部またはへし切長谷部極と組んだときの台詞では、彼の好戦的な面を「お前のそういうところ、好きだぜ」と挑発的に返し、終了時にはへし切長谷部の審神者の一番でありたいが口にすることはない心の内を見透かして「でも一番は譲らない、とかだろ。まあ、俺も負ける気はないけどな」とライバル宣言している。
史実
へし切長谷部は、天正3年(1575年)に黒田官兵衛が、当時の主君・小寺政職の使者として信長に面会した折、中国攻めの策を提言した褒美として下賜された。当時は陪臣に直接褒美が渡されるのは異例の事だった。
不動行光は、信長が重用していた直臣の森蘭丸に下賜された。蘭丸は天正5年(1577年)5月頃より小姓として召し抱えられたため、下賜されたのはそれ以降と見られる。
本能寺の変にて蘭丸所持で焼身となる。後に再刃され、小笠原家に伝来する。
二振りが同時期に所有されていたかは不明。
舞台刀剣乱舞「虚伝燃ゆる本能寺」に於いては、不動行光が織田時代のことをあまり覚えてないのもあってか、へし切長谷部に対し「あんた……誰だっけ?」と言う。織田に居た時期がずれていたのか、それとも忘れていたのかは不明。
ゲーム内では、回想や手合わせの台詞から過去に面識があるとも取れるが…?