概要
秦こころのスペルカード。怒符「怒れる忌狼の面」を参照。
- 秦氏つながりで秦大津父の故事からか?
秦大津父(はたのおおつち)
5~6世紀頃の人物。欽明天皇によって大蔵掾に任ぜられた。
『日本書紀』の狼?
『日本書紀』によると、若き頃の欽明天皇がある日夢枕に「秦大津父という人物を寵愛すれば天下を治める事が出来る。」という神のお告げを受ける。
後に秦大津父を見つけ出し、「貴方は如何なる徳を積んだのか?」と聞いた。
秦大津父曰く、「いいえ何も。ただ、伊勢に行商した帰り、山越えの時に流血して相争う2匹の狼がいた。自分は馬から降り、禊をし、『あなた方は貴き神、故に争いを好む。
しかしこんな所を猟師に見つかってしまっては、双方討ち取られてしまいます。』と言って、狼達を宥めて、その血を拭い清めた。」と話した。
欽明天皇は「その報いに違いない。」と感銘を受け、秦大津父を厚遇した。
狼は神のお使いでもある。