概要
東方Projectに登場する秦こころに関連した二次創作の一つ。
「踊り子」の「こころ」である。
こころはお面の付喪神であり、その存在性は能楽(さらにその源流の猿楽)の祖としての秦河勝の手による面だとも、聖徳太子が河勝に与えた面であるともされる。
こころ自身も能などの踊りを舞い、弾幕ごっこにおいても舞い踊るようにアクションを披露する。その際には感情を象徴する能に見られるような面を装着し、自らのパーソナリティをも転換させながら数々の演目を披露するのである。
例えば初登場の『東方心綺楼』以後は『東方鈴奈庵』で奉納神楽を舞う様子も描かれている。
『東方茨歌仙』ではプリズムリバー三姉妹の演奏する姿と共に描かれてもいる。
スペルカードやスキルカードの状態に合わせてスカートの色を変えたり小物兼武器としても使用できる扇や薙刀も備えるなど、こころの「踊り」は多彩である。
時には人々に受け入れられやすい形に新しい演目を生み出したり、都市伝説を取り入れた恐怖の演目にも挑んでみたりと新しい刺激に触れたり取り入れたり改良したりする意欲も高い。
本人は無表情であるもののボディランゲージや能面も合わせた言葉による感情表現や表情は非常に豊かであるなど、舞の場面以外の、「 ひっそりと付喪神をしている 」(『心綺楼』)という普段のこころもまたまるで舞い踊るかのような動と静のそれぞれに豊かな性格も持つ。
注意点と同種の創作アプローチ
二次創作に見る「踊りこころ」についてはpixivでも様々な衣装をまとって踊るこころを描いた作品が発表されている。ただし「踊り子」のイメージによってはセクシーな方面のものもあるため、露出が多くなるなどのケースもある。特に衣装のモデルが「踊り子の服」(ドラゴンクエストシリーズに登場する衣装。露出範囲が非常に広い)であることも多いため、苦手な方は注意。
こころと同様に「踊り子」としての二次創作的アプローチをもつキャラクターとしては多々良小傘にみる「踊りこがさ」がある。
両者の性格の違いなどがそれぞれの「踊り子」の個性となることもあるなど、それぞれの「踊り子」にはそれぞれの表情が描かれることも多い。あるいは両者ともに素朴純朴だったり純粋だったりする一面がクローズアップされることも多いキャラクターでもあり、二人のパーソナリティに見る根の部分の素直さなどが二人の「踊り子」においても共通点のように描かれることもある。
関連タグ
こころの舞のレパートリーの一例
「暗黒能楽」(ラストワードには<「仮面喪心舞 暗黒能楽」>がある)
「心綺楼」(『心綺楼』における宗教戦争をモデルにした演目)