「天地(あめつち)の光の魂よ、月の光よ、このツクヨミのもとに集え」
概要
『デジタル・デビル・ストーリー』の登場人物で、第2作「魔都の戦士」のみに登場。
内閣情報調査室特務二部に所属する捜査官。三貴子の一柱である月の神ツクヨミの転生。
小柄で線の細い体格ながら、武芸全般に通じている。右手の甲に火傷の跡がある。
主要な登場人物の中で唯一キャラクターデザインがされておらず、容姿や年齢、フルネームすら一切不明である。
人物
作中では、「小柄でほっそりした影のような男」と形容されている。
内閣官房長官の藤田により、チャールズ・フィード教授の護衛を命じられる。
白鷺弓子と同じく、中島朱実に出会った際に強い既視感(デジャヴ)を抱き、仕事上の立場を超えて、彼に協力するようになる。
ツクヨミ神から夜の光を操る力を受け継いでおり、光の束でレーザーメスのように切り裂いたり、矢のように投擲するなど、遠距離攻撃を得意とする。
セトとの最初の戦闘の際、黒魔術師イスマ・フィード(チャールズの実弟)がセトに捕らわれた弓子を盾にして中島を脅し、戦意を失くした彼を殺害しようとするのを目の当たりにして激しい憤りと強い既視感を抱いたことが引き金となり、ツクヨミ神としての記憶と力を取り戻す。
イスマに痛烈な一撃を浴びせて止めを刺した後、成川は中島とフィード教授をセトの魔手から逃がすために自ら囮となり、単独でセトに勝ち目のない戦いを挑む。
一秒でも早く弓子を救出したい中島は、成川のもとに駆けつけ共に戦おうとするが、成川の思いを察したフィード教授にS&Wの銃床で後頭部を殴られて失神させられ、二人は辛うじて戦場から生還したのだった。
その後の成川の消息は一切不明である(明確な死亡描写がされていない)。
余談
「魔都の戦士」の約4年後を描いた続編『新デジタル・デビル・ストーリー』に登場する成川利彦(十字軍東京地区のヘッドで元治安警察官)は甥にあたる。
初登場時、二人とも既に成人していることから、成川にはかなりの年齢差がある兄か姉がいるものと思われる。
関連タグ
北明日香:『新デジタル・デビル・ストーリー』の主人公(男性)。三貴子の末弟スサノオの転生。成川とは対照的に、近接攻撃を得意とする。