「『吾は前鬼』。鬼にして天狗である。』……ハッ!?今、私なんて?えーっと……射命丸文です!」
概要
八雲紫が『異界から収集した情報』をもとに開発した特殊な式神を使役する式術において、『前鬼』の内容・八雲藍方式の式で実装された異界調査向けの姿。
式神を付けられている間は、式としての契約に従う限り八雲紫と同等とも言われるファンタズム級の実力が発揮されるらしいが、契約を破ると普段通りの性能に戻ってしまうという。
ついでに式神の記憶媒体とされる尻尾(尻尾羽)が生えている。
紫がこのような式を運用する目的はあくまで調査のための試運転らしいが、一方で文は異界を見て回ることに興味が湧いたため式神導入を承認したらしい。
いざとなれば妖怪詐欺として真実を書き立てるつもりでいたのだが、式神起動中は前鬼が心身の主導権を握るため文本人の記憶が曖昧になる上、尻尾を回収されると式神の引き抜き・情報の回収・都合の悪い情報の抹消が可能とされているため、それに関する記事が書けないことを嘆いている。
また、この文が入っている『玉』の中は普段の文の自室につながっていて、召喚された時には着替えて出るらしい。
メインストーリー第4章3編で、紫が主人公に渡した玉「ゆかりんボール」から出てくるL1世界の文との関連性は不明である。ただし『異世界の調査に適した姿』という点については、玉から出てきたにとりが、言及していた改善案とだいたい同じだったりする。
立ち絵の背景では藍色の玉から文が飛び出してくるように描かれているが……。
衣装は八雲藍の道士服にそっくりだが、前掛けが赤茶色に変わっていて、まさに前鬼の「赤鬼」の要素が強調されているようにも見える。
扇ではなく鉄斧を武器として所持していて、斧には「八雲」の字が刻まれている。扇と同じように風を起こせるらしい。
汎異記号は「Lr」。
プレイアブル化
実装形態 | 超フェス限定 |
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式 | 技巧式 |
気質 | 荒天 |
拡散 | 鬼息吹 |
集中 | 鬼遊戯 |
スペカ1 | 式鬼『打ち振るう大鬼斧』 |
スペカ2 | 式鬼『不動尊の捕縛呪法』 |
ラスワ | 『大峰山巌窟 擬似前鬼』 |
テーマ曲
擬似式神の文のテーマ曲は、Hachimitsu-Lemonの「flutter」。原曲は「風神少女」。
余談
気質は「荒天」。人々の生活を脅かすレベルの荒れた天候、特に激しい雷雨のこと。
小ネタ
BGM
ショット・スペルカード
ショットは東方緋想天及び東方非想天則で使用されたスキルのアレンジ。拡散ショットは「疾風扇」、集中ショットは「疾走風靡」が元となっている。
「鬼息吹」は扇の代わりに斧で激しい風を起こす弾幕に、「鬼遊戯」は式札を巻き込んだ風を起こしながらの突進攻撃に変わっている。
「百万同一鬼息吹」や「大江山鬼遊戯」といった弾幕の名前を垣間見るに、伊吹萃香や星熊勇儀を意識した技名であると思われる(息吹→伊吹、遊戯→勇儀)。
スペルカードは恐らく、緋想天・非想天則の自機スペカ突符「天狗のマクロバースト」と非想天則の自機スペカ鴉符「暗夜のデイメア」のアレンジ。
「大鬼斧」は前鬼が陰陽の陽を表す赤鬼で、鉄斧を持つとされていることからと思われる。
前鬼の要素を持つこの文も鉄斧を武器にしているが、天狗と斧といえば「天狗の鉞」という言葉が存在する。
天狗の鉞(雷斧)は、落雷などのあとに発見された石器時代の石斧などの遺物を、天から降ってきた雷神などの持ち物と考えたもののこと。
CV
ボイス1は吉住絵里加氏、ボイス2は峯田茉優氏、ボイス3は小山百代氏が担当する。