現行の憲法を変える事。正しくは『憲法改正』といい、本来の意味での説明はこちらへ。
日本国憲法改正には衆参両院で2/3の賛成があり、国民投票で過半数の賛同が必要。制定から約70年以上一度も国民投票が行われたことはない。
一方、日本国憲法においては各種矛盾、例えば天皇制の様々な問題、戦争放棄や戦力の不保持等の定義が曖昧であるため自衛権や自衛隊なども否定されるように読めることや同性結婚を想定していないため制限がかかるよう読めること、さらには学校に対する助成に関する問題などが存在し、改正を求める声も一部では存在している。
しかし、日本国憲法の場合、改正に当たっては以下の問題が存在する。
- 憲法改正の手続きが厳密さがない、あるいは厳密すぎる
- 憲法の再改正は可能かという問題
- これは改正した憲法に問題が発生した場合修正が可能かという問題である
- 例えば厳密に憲法を定めた場合問題が発生た場合は条文の削除なり書き換えが必要となるが、改正の失敗により国会が委縮、修正が行わなくなる可能性がある
このように、改正には幾多の困難な課題が存在する。そのため現在に至るまで憲法は改正されず、不条理が存在する場合は解釈により運用される状況となっていると思われる。