日本スピッツの由来は諸説があり、ジャーマン・スピッツやアメリカン・エスキモー・ドッグなどの白いスピッツ系の犬を元に作出されたと言われている。サモエドも交配されているという説があるが定かではない。名前の通り日本で作出された犬種である。狭義の日本犬ではないが、広義では日本犬とされる。
名前の通りに尖ったマズルと三角の耳、大きいアーモンドアイ、そして純白の被毛が特徴的。特に、首から前胸にかけてと尻尾の飾り毛とが非常に美しい。
体高は30-38 cm、体重は5-11 kg。
ふわふわで非常に人懐っこく、活発である。
国際畜犬連盟では「5G:原始的な犬・スピッツ」に分類されている。
戦後の一時期、ブームを起こして年間の登録数の半数が日本スピッツというほどの人気だったが「よく吠えてうるさい」とのことでブームは沈静化。これは日本スピッツの「警戒心の強い」性格に当時の「外に繋いで飼う」というスタイルが合わなかったためと言われている。
現在は品種改良され、室内飼いも増えているので無駄吠えは少なくなっている(が、吠えてこそスピッツという人もいる)。
海外に輸出され、イギリス等でも人気が出ている。