日比野慎一郎
ひびのしんいちろう
「あかつき校の名を背負った秀才投手」
パワプロ11から初登場した野球選手。性別は男で、ポジションは投手。
11ではあかつき大学、13ではあかつき大附属高校に所属する。
基本的に対戦相手でしか登場せず、彼をメインとしたサクセスは一度もない。
先輩にあたる猪狩守を尊敬しており、あかつきの名に恥じないように戦うという真面目な性格をしている。
あかつき系列の投手では珍しく一人称が「オレ」。
猪狩の後継者のような流れで鳴り物入りで登場した第二世代キャラではあるが、
サクセスのストーリーの本筋に関わるような事は一切無く、
パワプロ13以降はパワプロ2022までほとんど出番に恵まれなかったキャラクター。
実は年商320億円ほどの会社の社長の息子であり、地味に御曹司。
最高145km/hのストレート、ともに変化量4のスライダー、フォークが特徴。
投手としては制球を重んじており、
「豪速球や変化球もストライクを取れないと意味がないしな。」と語る場面も。
しかし肝心のコントロールはどの作品でもC止まりかつ、パワプロ13の時点では特殊能力は一切持っておらず、これまでの歴代あかつきのエースである神童裕二郎、一ノ瀬塔哉、猪狩守等と比べて物足りない能力といった印象を受ける。
総合的に見て猪狩守を一回り弱くしたような性能だが、スタミナはまあまあ高めのB。最新作においては猪狩守とほぼ同じ数値であり、完投も狙える。(コントロールとスタミナの査定、逆でも良かったのでは…)
対戦前後の台詞程度の出番のみ。
勝っても負けても相手へのリスペクトを忘れない真面目な好青年であることがうかがえる。
また、主人公の所属する大学によって台詞がわずかに変化することがある。
だが、本当にこれぐらいしか出番がない。
当時のパワプロ公式ファンブック「サクセスやろう!」に
「あかつき大学のエース。他の大学の生徒に比べると、いたって普通。」とある通り、他の大学の固有選手が極めて個性的な外見および性格を持っているため、「いたって普通」であることがかえって彼のアイデンティティになっている。
「確かに猪狩コーチの武器は豪速球と、多彩な変化球だ。だが猪狩コーチは制球を含めた基礎が完璧だった。コーチは派手な速球や変化球ばかり注目されたが、確かな制球と鍛え抜かれた基礎があればこそだったんだ。」
日本代表編のチームメイトとして登場。
他の選手と同じく信頼タッグを結ぶことができ、猪狩守を尊敬し、目標としていることや、制球にこだわる理由が明らかになる。
主人公達が練習を終えた後も一人で隠れて追加練習を行っており、その様子を見た猪狩進は「昔の兄さんみたいだね」と、かつて兄が努力を他人に見せようとしなかったこと、そしてそんな兄を目標にしている球児が確かにいるということを改めて実感していた。
最後の夜、主人公に、自分はあかつきの名に恥じないような働きができたのだろうか、と不安を吐露するが、それに対し主人公は、「お前を目指して上がってくる後輩ができた時、答えが出るんじゃないかな。」と返す。
とあるイベントでは、自身のブログにて「合宿中の食事は、栄養のバランスが考えられているが味が今一つ。時々家の食事が恋しくなる。」と綴ったことについて、主人公が普段の家の食事について尋ねたところ、アワビの香草蒸しや松茸の塩焼き、フォアグラステーキなどを日常的に食していることが発覚する。さらに猪狩守や橘みずきと違い、自身の家がお金持ちであることについて「普通じゃないかな」と特に自覚はしていない模様。
試合では投打ともに非常に強力な神高龍やゴウの影に隠れがちではあるが、
上記を除いた投手達は、
・オリジナル変化球クレッセントムーンを使いこなせれば強いが、打たれ弱い上に打撃力が皆無の橘みずき
・球威のあるストレートと変化量5のスローカーブを持つが、圧倒的ノーコンの松崎トミオ
・対ピンチ2、打たれ強さ2、軽い球完備の言わずと知れた炎上三兄弟次男久遠ヒカル
といった様に癖があって少々扱いづらい為、
神高やゴウを最終戦に温存したい時などは、特殊能力こそ無いが、比較的能力のバランスが良い日比野が頼りになることも多い。この機会に存分に使ってあげよう。
また、通常のサクセスでは11と同様、対戦相手として登場する。
「あかつきの後輩として、猪狩先輩に恥じるような真似はできない。練習に付き合ってくれないか。」
16年の時を経てサクセスに復帰した。出番は相変わらず対戦時だけかと思いきや、合同合宿にも登場。
ようやく特殊能力が追加され、(要所〇、内角攻め) 多少だが制球面が改善された。
悲劇のエース編では合同合宿にて一緒に練習することでこれらのコツをくれる。
パワターも追加されたが、彼の特徴的な前髪が帽子ですっぽりと隠れてしまっている。