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概要編集

東アジアにおいて、主に帝王・相国などの貴人の死後に生前の行いを尊んで贈り名(諡)である。

王に対して、その死語に与えられる諡号の一つでもある。


特に有名なのは秦国始皇帝()の曽祖父・昭襄王だろう。


昭王(キングダム)編集

CV:金尾哲夫

演:草刈正雄


秦国においてかつて「戦神」と崇められた国王。嬴政の曽祖父。


 二つ名の通り長い治世を戦に費やし、破竹の勢いで版図を拡大させた風雲児。しかし一方で敵国の民にも同様に慈愛を向けるよう、後生の王に言い残すなど名君の一面も備える。


 生前の彼に仕えていた王騎には掛け値無しの敬愛を向けられており、昭王もまた王騎には深い信頼を寄せていた。叶わぬ夢に終わったものの、昭王自身も中華統一を夢見た一人であり、王騎曰く「少年のような目をしていた」とのこと。

 作中において、伝説の秦六将を束ねる頂点としての立場や中華統一を目指す姿勢など、曾孫の政とはしばしば面影が重なる演出が為されている。

(余談だが史実において母たる太后(嬴政の母・趙姫、昭王の母・宣太后)が、目的こそ違えど実父以外の男性と密通し二人の子を儲けたエピソードも共通している)


 六大将軍の一柱・の実父でもあるが、身分の低い宮女の子であった彼女は、政争に巻き込まれることを恐れた母の謀によって後宮を出されたため、昭王は長らくその存在を知らなかった。しかし成長した彼女と対面する機会を得た時、血の繋がりがそうさせたのか、互いに親子であると勘付く。しかし公に認知してしまえば『後宮から王胤を出した』という禁忌を犯したことも明るみになるため、昭王は名残惜しくも素知らぬ体を貫く他無かった。




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