概要
タグとしては新城明のデビュー作である「戦国女子高生奇譚 本能寺の恋」を指すことが多い。刊行は2011年6月1日と、旧暦で本能寺の変が起きた6月2日のまさに前日である。
いわゆるタイムスリップ物の一作で、現代の女子高生「愛子」が本能寺の変前日へタイムスリップすることから物語が始まる。以降現代では如何にして愛子を現代へ連れ戻すか、過去では愛子のタイムスリップにより信長が本能寺の変を切り抜けられるのか、また信長がその後何をしようとしていたのかに焦点があてられる。
タイムスリップ物というSF作品でありながら、時代考証が正確に行われた歴史小説でもあるという側面を持っている。
ただ、「本能寺の恋」という言葉自体は古くから書き間違え、あるいは誤答ネタとして存在しており、一字どころか漢字の一部を変えるだけで『信長は天下統一目前にして本能寺の恋で死んだ』と極めてシュールな字面になることからネタとしては有名な部類である。
また、BLを中心に、本当に信長が本能寺で何らかの恋に落ちているイラスト・作品も散見される。