概要
生没年:1981年8月3日 - 2012年8月3日
京都・神奈川親族連続殺人事件犯人にして元死刑囚。
人物像
容姿
大学時代の同級生は松村について「身長がデカく髪の毛が長い、常に後ろに結んでいた」とテレビ取材で回答している。
性格
短気でキレやすく、自分の思い通りとならないことがあると直ぐに暴力で訴えていた。おまけに無駄にプライドが高く、何もしていない自分はエリートと思っていた。
幼少期は内向的で周囲に溶け込むことを苦手としていたが高校受験を失敗したのを気に暴力的な性格になり家庭では主に母親に対して暴力を振るい、母の髪を切って、坊主頭としたこともあった。
高校では好きな女子生徒に振られた際は授業中に手首を切るという自傷行為に及び、教師や生徒からは何をしでかすか分からない存在として恐れられるようになり、それまで以上に学内で浮いた存在となった(小中時代は目立った問題行動を起こしておらず中学時代は演劇部に所属、演劇活動に取組んでおり、いじめられっ子を助けたこともあった)。
挙句の果てに、掃除中に校庭の木を切り倒したり、女子生徒に手紙を書いたことで女性教師とトラブルとなり彼女の顔面を殴り、顔の骨を骨折させたりなどの問題行動を起こし高校中退した。
学歴
高校中退後、大検合格を経て日本大学芸術学部中退。
事件前に松村が起こした問題行動一覧
- 高校時代に椅子を振回し女子生徒に怪我をさせる、校庭の木を気に入らないという理由で切り倒す、好きな女子生徒に振られたショックで自傷行為を及ぶ、女性教師の顔面を殴打し、顔面骨折させる。
- 大学時代は時間・場所を問わず飲酒をする、男女間トラブルで同級生にキレて手を上げ2度に渡り暴力沙汰を引起こし中退。
- 大学中退後は複数のアルバイトをするもファストフード店でバイトしていた際は客とトラブルを起こしたり、従業員を殴り飛ばし解雇される。事件前年2006年にも別のアルバイトをしていたが今度はアルバイト先の店長に暴力を振るい、同僚の財布を盗んで傷害・暴行・窃盗容疑で逮捕され懲役2年6ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を受ける。
- 木刀で自動車の窓ガラスを割り、持ち主に注意されると木刀で殴り付けた。
- 宅配便員に掴み掛かり、服を破いたりした。
- 父と揉めて包丁で頭部を負傷させる。
- 有罪判決を受けた後実家に戻ったが2006年10月に父親等に伯母を始めとする親類の不満を口にするだけでなく実家で大暴れをし、家を追出される。
- 松村の暴力を恐れ、高知で離れて暮らしていた母を頼り、彼女と「モノを壊さない、飲酒しない」との約束を交わすことを条件に同居を許されるも懲りずに母に暴力を振るったり大声で暴れたりして警察沙汰を引起こし11月7日に家を追出される。
- 滋賀県の養豚場で住み込みで働くも、豚をしばいて解雇。
- 無職となり親族に金を無心する。
連続殺人事件
- 叔母に金を借りに行くも、断られたので逆上して殺害。
- そのまま親戚や友人の元へ訪れては金品略奪目的で次々に殺傷した。
上記の事はフィクションでは無い。これが松村という人間なのである。
逮捕後も
「全く反省していない、ざまあみろと思っている」「自分を褒めてやりたい」「楽しい気分の時に俺の事を思い出してどんよりして欲しい」「死刑になれとか言ってる奴は口先しか動かせない負け犬、俺は好きに人を殺せたから勝ち組」
などほざき散らしていた。獄中でも反省せず、菓子を食い散らかしては騒いでいたという。
2012年8月3日に死刑執行。31歳没。