英語では「Matsuda Manabu Plan」。
概要
松田プランとは、「参政党共同代表・松田学」氏が提唱する経済戦略。
どんな戦略か
政府が発行する法定暗号通貨(デジタル円)という新通貨を、
民間からの需要に答える形で、日銀保有国債と交換しながら発行。
そのうえで国債を新しいデジタル通貨へと変えていく。
これによって、政府と国民は、国債を発行しての財政出動に伴う心配がなくなり、はじめて積極財政が現実のものとなる、
日銀も買い込み過ぎた国債が自然と減ることになる為、金融政策の出口が円滑となり、また国債発行の制約もなくなるという。
一般人は、
銀行窓口で、このデジタル円を両替で入手。
スマートフォンで、広範にサービスの支払いや手続きに使えるようにするとしている。
これは統合政府(〈政府〉と中央銀行である〈日銀〉の一体化)の考えに基づいたものとされている。
他に掲げているメリット
- 参政党事務局長の神谷宗幣は「松田プラン」のもう一つの柱として、
日本にブロックチェーンの共通基盤を創り、
いろいろな種類のトークン(電子的な代用貨幣)が多様な共同体を支える、
そのような経済を実現することと挙げている。
競争することが中心の市場経済では成り立たない「人の生き甲斐」や
「社会的な価値」等に共鳴する共同体が、
「協働」を中心とする社会を生み、国民性に合った経済活性化策となるという。
- 日本の通貨主権と個人情報を守るとし、
例として、中国のアプリやデジタル人民元から個人情報を発行当局の中国が握るようなことなどを危惧。
- 社会保障や税金などの支払い等、政府との手続きや公共サービスへのアクセスが、
スマートコントラクト(ブロックチェーンの自動化プログラム)内蔵によって、
『ワンストップ』で簡単になるという。
補足
- 参政党はデジタル円を日本の法定通貨なので、
現通貨と同等の価値があるとしている。
- 参政党は日銀金融政策の下で発行する為、
金融政策の邪魔をすることはないとしている。
関連タグ
アベノミクス(自民党の経済戦略)