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草木を撫でる風のように軽い大剣だが、その破壊力は木々を吹き飛ばす竜巻を想起させるほど強大なものである。


概要編集

オープンワールドRPG「原神」に登場するエウルアのモチーフ両手剣。レアリティは★5。

限定祈願でしか出現しないが、ver5.1現在、専用の武器限定祈願が出現する可能性はほぼ消滅しており、入手機会はほぼ集録祈願に限られる。


「千年の大楽章」と呼ばれるモンドの伝説が込められた武具のうちの一振り。

旧貴族の圧政により平民が音楽を禁じられた時代に、密かに自由と抗争を歌い継いだ者達の物語が宿っている。


性能編集

(※lv90時の能力を記載)

メインステータス基礎攻撃力741
サブステータス物理ダメージ20.7%

固有能力「反抗と旗掲げの歌」
風と共に流れる「千年の大楽章」の一部。攻撃力+16(完凸時32)%。通常攻撃または重撃が敵に命中すると、囁きの欠片を1枚獲得する。この効果は0.3秒毎に1回のみ発動できる。囁きの欠片を4枚集めると、全ての囁きの欠片を消費し、周囲チーム全員に12秒間継続する「千年の大楽章・旗掲げの歌」効果を付与する:通常攻撃速度+12(完凸時24)%、攻撃力+20(完凸時40)%。発動後の20秒間、囁きの欠片を再度取得することはできない。「千年の大楽章」のもたらす各効果中、同種類の効果の重ね掛け不可。

まさに物理メインアタッカーのためだけに存在するような一振り。性能を引き出せるキャラはエウルアかレザーのどちらかになる(ver5.1現在)。


★5最高クラスの基礎攻撃力とそれなりの物理ダメージバフを持ち、ある程度の出突っ張り運用によって全員の攻撃速度と攻撃力まで盛っていく。ただし「千年の大楽章」シリーズの他武器とバフ効果を上書きしあってしまう欠点があるため運用には注意が必要(一応、想定された使い手同士の相性が悪いような設計がされているため、性能だけ見てチーム編成するなら被らないようになっている)。


関連タグ編集

原神 モンド(原神)

  • 「千年の大楽章」シリーズ
片手剣蒼古なる自由への誓い(モチーフ:楓原万葉)
両手剣松韻の響く頃(モチーフ:エウルア・ローレンス)
終焉を嘆く詩(モチーフ:ウェンティ)

ストーリー編集

昔、平民の間にある歌が流行っていた。

「凹んだ硬貨を遠方から来た歌手と詩人にあげよう」

「花束を少女に渡そう」

「涙が出るほど苦いお酒で」

「取り戻せない昨日に乾杯しよう、歌声を未来に捧げよう」


詩歌と音楽が風と共に流れる国では、人々は楽観的で敏感な魂を持っていた。

話のよると、孤独な王と貴族が一部の和音と調の使用を禁止する時期があった。

敏感な人々が詩人や歌手の音楽から反逆の意志を感じ取ることができ、

実際に歌と詩は抗争者の連絡方法として使われていたからだ。


貴族が統治していた時代、風神を敬う教会が二つに分かれた。

一つは貴族と呑み交わし、神像を倒し、頌詞と聖歌を書いた教会。

もう一つは聖職者という名を持たない信徒。

彼らは地下街と高い壁の外で行動し、安酒を飲む。そして平民の間に伝わる聖書原典と風と共に流れてきた言葉で、

平民と奴隷たちのために祈り、禁じられた詩と歌を書いた。


異国の奴隷剣闘士が風の神と共に蘇り、反旗を掲げた。

無名の牧者と呼ばれる年寄りの聖徒が、西風教会の真の教徒を集め、

彼らと共に自らの血でこの青い土地を潤した。

その反逆の合図は、まさに今まで歌うのを許されなかった歌の残り部分だった。


「鋭い鉄片は命懸けの戦いまで取っておこう」

「絞首台は小賊のために残そう」

「錆びた矢先は研いでおこう」

「松韻の響く頃、低劣なものを撃ち落とそう」

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