ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要編集

日本庭園において、を張らずに水やその流れを表現する様式。大量のなどを地面に敷いて、それを水に見立てる。水に見立てる関係で砂は白っぽいものが多いが、白と別系統の色のものもある。流れの表現として、多数の同心円渦巻き平行線の模様がつけられることもある。


本当の水を使わないことの利点として、管理コストの低下、水を得にくい場所にも作れることの他、水を張ることで不衛生な状態が起こるのを回避できる点が挙げられる。


平安時代から、造園で水を使いにくい個所を砂で代用する手法は枯山水という名で知られていた。だが枯山水がもっとも盛んになったのは、室町時代禅宗寺院である。禅寺の庭は元は白砂を敷いて儀式を行う場であったが、後に儀式の場は室内に移り残された白砂の庭は抽象化された風景を水を用いずに砂と岩などで表現することが盛んになった。あえて抽象的に表現された自然を鑑賞し瞑想することで、禅の教えを知る一助に用いられたという。代表例は龍安寺大徳寺 大仙院、建仁寺中庭などが挙げられる。名声の高まりにつれ、武家や民家の造園にも活用された。江戸時代には造園の主流は植物を配す手法に移るが、現代も枯山水造園が行われる事がある。


関連タグ編集

日本庭園

関連記事

親記事

日本庭園 にほんていえん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 125928

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました