声優:檜山修之
概要
ライトノベル『マリア様がみてる』および『お釈迦様もみてる』の登場人物。
小笠原祥子と松平瞳子の従兄で、祥子の婚約者(後にこの婚約は解消される)。
顔も頭もいい、良家のお坊ちゃま。物腰は穏やかだが、行動力もある。
また、多才多芸で要領がよく、高校時代は生徒会長という立場にもかかわらず、様々な部活を掛け持ちしていた。そのスーパー高校生っぷりから、リリアン女学園の一般生徒から「王子様」とまで呼ばれていた。
一見すると完璧なスーパーマンだが、他人の気持ちに対して鈍感なところがあり、それが周囲の反感を招くなどトラブルの元となる事もある。
中学時代の祥子に対しても、恋愛対象として見ることができず、「僕は男しか愛せないから、(祥子が)他の男と子どもを作って自分たちの子供として育てよう」と言い放ち、男性不信に陥らせたりしている。祥子の親しい友人や後輩にはその言動が知られ、相当嫌われている。
なお、前述のカミングアウトについては、正確には男『しか』愛せないのではなく、男『も』愛せるという方が正しく、女性である福沢祐巳に対して好意を抱いていると思われる描写がある。
だが、彼の本命は祐巳でも祥子でも無い女性と取れる描写もあり、結局最後まで「彼が本当は誰を愛しているのか」は明らかにならなかった。
祥子は、「たとえ自分が男性でも、彼に受け入れられる事は無かっただろう」と結論を出している。