CV:橋本ちなみ
概要
キヨシ(藤野清志)のクラスメイトでキヨシが入学して初めて会話した女子。
理事長の娘にして、栗原万里の妹。
囲碁や相撲など和が好き。相撲好きとカラス好きには悪い人はいないという信念を持っている。
キヨシに対しては常に性善説をもって接しており、利己的な理由で卑劣な手段を用いてキヨシを退学に追い込もうとする万里が許せず対立している。
キヨシが入獄してからしばらくして、一時外出の許可が下りた(と嘘をついた)彼と初めて会話した際に交わした約束の相撲観戦デートを行うことになった。一緒に写真を撮るなどデートは順調に進むがふとした偶然で彼のカバンの中を見た際、自分のクリーニングに出したはずの制服が入っていた(詳細は藤野清志の記事を参照)ことから、青ざめた表情でその場を立ち去ってしまう。
しかし、一晩考えてキヨシが自分の制服を持っていたのは何か事情があったからだとここでも性善説的結論を出し彼のことを悪く思うことはせず、万里によって彼が強引に自主退学に追い込まれそうになったときは万里の手から強引に退学届けを奪い取り、
「キヨシくんが退学するなら私も退学するから」
と宣言し署名をするという、聖人君子のごとき振る舞いを見せた。
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※これより先、原作に於ける千代の衝撃的な結末があります。原作未読の方は閲覧注意!
とまあ色々あって最後は主人公キヨシと結ばれ、ハッピーエンドとなるかに思えたが……。
なんとキヨシの恋を応援しようとしていた協力者の彼女はキヨシが自分以外の女子と結ばれることに耐えきれず、嫉妬のあまりにその場で泣き喚き、その恋を妨害し始める。そして協力者の彼女はキヨシが女物のパンツを履いてプロポーズしてきたという事実を暴露、更にズボンを脱がせ、キヨシが体を押しつぶされた勢いで千代の前で大量に漏らしてしまったせいで発狂。
続けて、協力者の彼女も男物のパンツを履いてきた事実が明らかになり、それを堂々と脱いで見せつけた上、下半身丸出しにして暴れ狂う事態に。
ちなみに双方共違うパンツを履いてきた理由は「履き心地が良かった」というありえないものだった。
そして、こんな地獄絵図を見せられてしまった結果…
「行きましょうか…」
「男(クズ)どもが悪さしてないか見廻りに…」
千代の純粋な心は粉々に砕け散ってしまい、その後性格や価値観までガラリと豹変してしまったようで、めでたく姉に続く裏生徒会の21代目会長として就任し、遂には男も女も見限ったのであった。そこに愛らしく人の好い少女だった頃の面影など微塵もなく、冷酷な微笑を浮かべたかつての姉以上の「氷の女」の姿があるだけだった…。多分彼女の心は修復不可能だろう。
余談
このバッドエンドは当然、批判が多いが、そもそも1話で監獄に入った理由である覗きの件について、キヨシは千代に『自分は覗きをしていない』と嘘をついており、嘘を重ねて関係を築いてたのである。嘘をついたままハッピーエンド…となるのも問題であろう。
しかし追い打ちをかけるかの如く、最終巻の加筆があんまりなものであった。