CV:小西克幸
概要
通称ガクト。八光学園の5人の男子一期生の中の1人。自称「練馬一の智将」の三国志マニアで、知識量は幅広い。
一人称は「小生」で他者への敬称は「殿」、語尾に「ござる」を付けるという時代劇のような口調で喋る。
男子勢の中でも群を抜いた変態で、目的のためなら手段を選ばない。
キヨシ(藤野清志)が脱獄を計画していると察知すると、自らも4年に一度発売される三国志フィギュア(ちなみにこの時発売されたのは青龍刀を手に赤兎馬に跨る関羽)を購入するためにキヨシに接近。脱獄に協力を持ちかける。
原作序盤(アニメ第参話)ではそんな彼の真骨頂が発揮される。
キヨシが脱獄し栗原千代とデートしそのついでにフィギュアを購入してくる際、看守の裏生徒会の目をごまかすために彼が腹を下してトイレにこもっているという演出を行うことを決め、そのために必要なウン○の排出される音を採取しようとしてパソコンの授業中にインターネットでその音を検索したのだが、どうしても見つからなかった。
そこで彼は何と、キヨシたち他の男子生徒はもちろん大勢の女子生徒と担当の女性教師までいる教室内(監獄内にはパソコンがないための特別措置。通常の授業は監獄内でモニターを通じて行われる)で自ら脱糞した。4年に一度の限定フィギュアのため3年間の学校生活を棄てたのであった。
ここまでした彼だったが、キヨシが作った脱獄用の穴を事情を知らない理事長によってセメントで埋められたため大いに落胆し自暴自棄になった。しかし、キヨシから「クリーニングに出される女子の制服を寸借して女装して正門から脱出する」という新しい作戦を提案されて、再び意欲に燃えることに。
まず、新作戦を実現するための下準備として、栗原万里のスカートをずり下ろすという「粗相」を行った。これは、(普通に髪の毛を切りたいと申し出ても怪しまれるだろうから)反省の意を示すという名目で自らの髪の毛を白木芽衣子に断髪してもらい、自らの長い髪の毛をカツラにするためである。さらに、キヨシが制服を寸借する際はコワモテのクリーニング屋をラップをまじえて罵倒し自らに注意をひきつけアシストした。
そして、脱獄当日は先に用意したウン○音をトイレの中に仕掛けたスピーカーからタイミングよく鳴らし芽衣子の目を一度はごまかした…が、余りに長くトイレから出てこないキヨシに対し不審がられてしまい、しかも音が鳴らなくなるというアクシデントが発生して彼女にトイレの扉を破られてしまう。
しかし、キヨシが予定よりも早く帰還していたため事なきを得た。
関羽フィギュアも手に入りめでたしめでたし・・・とはいかなかった。千代がキヨシとのデートの様子をネットにアップしていたのだ。
脱獄が万里たち裏生徒会の知るところとなり刑期が1ヶ月延長され、しかもキヨシが自ら単独で行ったと申告したため彼が若本真吾からイジメを受ける姿を目の当たりにするが、イジメの矛先が自らに向かうことを恐れるあまりキヨシを表立って庇うことが出来ず苦悩することになる。
悲劇はまだ続いた。フィギュアは脱獄の際に用いたトイレに隠しておいたのだが、何らかの理由で青龍刀の部分が欠けてしまい、それが偶然発見シンゴの手を通じて芽衣子の手に渡り、それを手がかりにされてフィギュアの存在がばれてしまったのだ。
自分がキヨシの脱獄の共犯であることを証明するべくフィギュアに馬乗りになり壊そうとする芽衣子。それを止めれば自分が共犯であるとばれてしまう。
しかし、彼はここで誰も予期しなかった行動をとる。何と、芽衣子からフィギュアを奪ったかと思うと、おもむろにそれを地面に叩きつけ破壊したのだ。
フィギュア可愛さに友を売ったとならば、それこそ関羽様に顔向け出来ないという思いゆえの行動だった。
ここまでがんばった彼だったが、裏生徒会のDTO(詳細は栗原万里の記事を参照)によって他の4人共々退学が決まってしまう。
そこで、シンゴから看守室内のパソコンのモニターにDTOの文字が記されていたという話を聞いたことから、パソコン内に作戦の詳細を記したデータが残っていると推測。ファイル復元ソフトをダウンロード&インストールしてデータを抜き取り理事長に提出して退学を撤回させる作戦を立てる。
まず、自らは芽衣子から看守室の鍵を盗みパソコンを操作。そしてキヨシたちは芽衣子を煽り監獄内に招きいれ、彼女に腕相撲対決を申し込み時間を稼ぐことに。
ところが、回線が細いためかダウンロードに予想以上に時間がかかったため、インストールが終わったあたりでキヨシたちの時間稼ぎが終わってしまい、そこで慌てて監獄に戻ったことから作戦は失敗に終わってしまう。
しかし、キヨシの作戦(詳細は藤野清志の記事を参照)で退学が1日延期されたことから、また新たな作戦を思いつきその実行を決意する…。