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おやすみなさい。…お疲れ様。
概要
同作が初登場となる巫女さん。弓や炎を使う。
公式でも作品によって名前の表記が異なり「比良野」とされることもある。
霊の声を感知できることからRedStorm暴走の原因も最初から把握していた。
他にも様々な異能を持ち、あたりまえのように空を飛び、宇宙空間でも問題なく活動できる。
(「生身の人間ではない」ともいわれている。)
自分に与えられている力に思うところがあるようで、事件解決のために動くのも正義感からではなく、自分の力の意味を確かめ考えるためだと語っており、自分の行動が「自己満足の偽善」であっても、その善性に意義を見出せるなら問題ないと達観している。
詳細は不明であるが、過去に関わった事件で手遅れになったことが何度もあったようで、迷う前に行動することを優先している様子がみてとれる。
ツンデレ
比良乃の性格は、公式に「ツンデレテンプレ準拠」とされている。
上記の通り、自分なりの正義感で動いているものの、それを絶対のものとは考えておらず、自己満足と断じているあたりにツンデレ要素がみてとれる。
また、倒され消えゆくのみとなったユイティアが正気を取り戻し「助けてくれるのね?」と語りかけた際も「終わりをつげに来たの。…救いなんかじゃ、ないわ…」と突き放しているのだが、それでも「何か一言、頂戴。せめて…」というユイティアにかけた言葉が記事冒頭のセリフであり、ユイティアはこの言葉に感謝しながら消滅する。
C74版以降は作品の雰囲気がコミカルになったことや会話パートが簡素になった関係で善悪に関する問答がなく、もっぱらギョクやVIVIT-rにツッコミを入れる役割になっており、ツンデレ要素はあまり出てこない。
ステージ
「幡紫竜」の4面はVIVIT-rが自機であると比良乃のステージになっている。
ワープゲートの暴走で飛ばされた異空間なのだが、比良乃の心象風景を反映しているのか夜の神社で化け化けの群れが襲ってくる。
(逆に比良乃が自機の場合は、暗い洋館で大量のVIVITが襲ってくるステージとなっている。)
道中曲は「参拝者歓迎」、ボスとしてのテーマ曲は「巫術乱声」が流れる。
ボス戦が佳境に入るとBGMが「異空間の決闘」に移行する。(VIVIT-rがボスの場合と共通)
容姿
典型的な巫女服。瞳の色は青。
黒髪のロングヘアーを青い髪留めでまとめている。
体の周りに細長い白布のような帯をうち掛けている。
主な関連キャラクター
ギョク
比良乃と行動を共にする「意思のある陰陽玉」。
大量に分裂したり巨大化する。
ヘンテコ版(「幡紫竜」の記事を参照)において、比良乃は「ギョクのシモベ」とされているが、それがギャグ描写なのか設定上の意味があるのか詳細は明かされていない。
VIVIT-r
比良乃と同時にワープゲートの暴走に巻き込まれ、異空間(「幡紫竜」4面)で対面する。
当初、お互いを敵だと認識し戦いになるが、力の激突で空間にほころびが生じたため、無事に脱出するにいたる。
(この時、比良乃はVIVIT-rが「この事件の鍵になる」と判断し、以降は行動を共にする。)
事件解決後、歪んでしまった命(ユイティア)を終わらせる重さを感じつつ、横で主に向かいなにやら嬉し気に報告するVIVIT-rをみながら「悲劇を生むのは、歪んだ心。でも、奇跡を生む優しい心だって、ある。」と気持ちを新たにしている。
博麗霊夢との関係
比良乃自身のバックボーンがまったく語られていないため詳細は不明。
おそらく設定上の直接的なつながりはないものと考えられる。
比良乃が陰陽玉を扱う巫女であること、比良乃のステージに「化け化け」が出てくること、弾幕の一部が(秋霜玉の)霊夢と似ていることから、オマージュされていることは間違いない。
S.E(Special Equipment)
C67版のみ、ボス戦でS.Eの名称が表示される。
(自機が使用するボムもS.Eと表記されている。)
列
弾幕を放つ陰陽玉(ギョク)を多数配置する。
災
大量のお札をばらまく。
焼
小さい緑のばらまき弾と、自機に向かってくる赤い集中ショット。
怨
自機に向かってくる炎を連射する。